自身の子育てを振り返る
こんばんは。管理者の小林です。
この仕事をしていると、周囲からは子育てのプロフェッショナルであるように思われて、家庭でも大層立派な子育てをしているのではという視線を感じることが多いのですが、実のところ日々反省しても足りないくらい、一人の親としてできていないことが多いんです(^_^;)
今日はそんな話を少しだけ…
私には3人の子どもがいるのですが、仕事では子どもたちの気持ちを受け止めて、じっくりと時間をかけて関わることができるのに、いざ家に帰ると疲れや多忙さからイライラすることもありますし、自分の子どもたちには感情的になってしまうなんてことも多々あります。
一緒に遊ぼうと言われて、後回しにしてしまったり、軽はずみな約束をしてその期待を裏切ってしまうこともあります。子どもたちには子どもたち自身が成長していく力があって、それは日々の中では気づきにくい変化ですが、ふと気がつくと大きな成長をしていたことを知り、取り戻すことができない時間に焦りや後悔の念を抱くこともあります。
けれども、そうであるならばやめてしまおうという気持ちにはならないもので、もう少し家庭のことも考えながら、多くの子どもたちの支えになりたいと考えています。スタッフにはよく、『自分やその家族を大切にできない』、『自分の心身が健康な状態にない』のであれば、適切な支援はできないと言っています。これはもしかしたら自らへの戒めとして言葉にすることで、何かを守ろうとしているのかもしれないと振り返っています。
発達に課題や困難を抱えるお子さんを育てていく過程は、保護者だけではとても負担の大きいことだと感じています。だって、仮にどんなに立派に成長しているモデルのようなお子さんであったとしても、子育て自体必ず大変なこともあるはずですから…
何を伝えたいかというと、『発達を支援する場所で働く人だから』とか、『親なんだから』とか、子育てに対して個人や限定された人を指して、その責任や重圧を求めるのではなく、頼れる場所や頼れる人にはどんどん協力してもらって、子どもたちにとって良いこと、良い時間を増やしていきましょうということです。
胸を張って、「私の子どもたちは地域に育てられたようなものだよ」と気軽に言えるような社会(もしかするとちょっとだけ昔にはそのような地域の寛容さもあったのだろう)にしていく一助になれたらと考えています。
すぐに何かを解決したり、もう大丈夫と言えることは少ないかもしれませんが、少なくとも一緒に困ることはできると思います。ぜひとも、日々の喜びや葛藤、愚痴などでも構いませんので、ご相談ください。よろしくお願いします。
投稿日:2022年08月20日(土)