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アウトプットの重要性 

 

スタッフの学びや研修というと、皆様はどのようなイメージを持っているでしょうか?
「受ける」という印象を持つ方が多いのではないかと思います。
新たな知識や知見をインプット(入力)していくことはとても大切なことです。

 

しかし、放課後等デイサービス みかづき発寒では、インプットする学びと同じくらいアウトプット(出力)を重視しています。
そこには、それぞれのスタッフが得意なことや、専門性を発揮したいことに対して、自信を持って誰かに伝えられる力をつけてもらいたいとの思いがあります。

 

8月26日は苫小牧市にあるデイサービスにおいて、放課後等デイサービス みかづき発寒の主任である かずやさん が講師となって研修会をしてきました。これまでの医療ソーシャルワーカーの経験から、子どもたちやその保護者と信頼関係を築くうえで重要になるポイントや、どのように向き合っていくのか等、支援者としての姿勢を考えてもらうような内容でした。

 

研修に参加してくれた皆様も日々の支援を振り返り、活発な質問や意見などをぶつけてくれ、講師にとっても良いフィードバックになったようです。このような場に身をおく際に、どのような言葉を使うと相手にわかりやすく伝わるだろうか、飽きずに聞いてもらうためにはどのような工夫が必要だろうか、自分の知識は今のままで不足はないのだろうかなどなど、必然的に事前準備を入念に行うようになります。つまり、アウトプットの機会は視点を変えると大きな学びの場にもなり得るということです。

 

私たちの仕事は、おこなったことをわかりやすく記録したりしっかりと伝えることができなければ、極論何もしていないと判断されてしまうようなことになりかねません。日頃より一つひとつのことに意図を持ち、見据えた目標に対してどのようなアプローチをしたのか、その結果はどうあって、今後何を改善していくのか等、わかりやすく他者に伝えられることが大切です。

 

まずはそれぞれのスタッフが前向きな気持ちを持ち、意欲的にアウトプットできる機会を多く設定していきたいと考えています。

ちなみに、かずやさんは『nagot.』(ナゴット)という福祉をおしゃれにするというコンセプトを掲げ、既存の社会制度では、その隙間をこぼれ落ちそうになってしまうような困りごとに対して、一緒に考えていく活動もしています。何かお困りのことや、どのように考えたら良いかともに困ってくれる人を必要としているかた、ぜひご相談してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

投稿日:2022年08月27日(土)