今、考えること
放課後等デイサービス みかづき発寒の桑原です。
今日は無事に札幌の西区に開所が出来たこともあり、今の思いを綴りたいと思います。
私は介護福祉士として勤務したのちに10数年、医療ソーシャルワーカーとして勤めてきました。
そこでは、「回復期リハビリテーション病棟」に長年勤務し、脳卒中疾患を中心としたリハビリ加療をされる患者さんをご支援させていただくことが主たる業務でした。
個々には様々な生活様式を送ってこられ、しかし、疾患や障害によって思うような生活を送ることが難しくなってしまう方も多くいらっしゃいました。
支援をする上では、同じ病名・似たような症状であっても、決して同じ支援にはならず、その方の個別の課題における目標を支援することを常に心がけ、全うしてきました。
患者自身、患者さんを取り巻く家族を含む環境全てが支援対象となります。
その方々が抱える課題はなにか。
しっかりと主訴とニーズを把握し、関係が構築できる様、自分に何が出来る存在化を示し、課題に対する目標設定をしていきます。
この段階が支援を遂行する上で肝となる時期と考えます。
長年、ソーシャルワーカーとして勤務させていただくことで気づくことは、主訴を解決することが本当の支援ではありません。
しっかりとどこに課題があり、どう支援を進めていくべきかを分析し、最良の決定が出来る様、専門職として選択肢を提示し、ともに解決に向けて進んでいく。
教科書通りの言葉ですが、実際はとても難しいことです。
それはなぜか。
一人ひとりに思いや価値の違い、現実が違うためです。
これは児童においても同じことが言えます。
言葉として発せられることだけが、全てではありません。
しっかりとどこに支援すべき点があるかを見極め、的確な支援を提供していきたいと思います。
お子さまはうまく言葉で気持ちや思いを十分に伝えることが難しい場合があります。
こちらが様々な働きかけをすることで、よりお子さま自身が適切に表現していけるかを大切にしていきたいと考えています。
お子さま・保護者と向き合い、さらには札幌の西区というこの地域でしっかりと放課後等デイサービス みかづき発寒が認めて頂ける様、様々な努力や研鑽を怠ることのないよう、一日一日を大切にしていきたいと思います。
まだ駆け出してばかりのみかづき発寒ではありますが、1年後・5年後・10年後、それ以上に発展していくことが出来る様、今の私自身の気持ちを綴らせて頂きました。
これからもみかづき発寒をどうぞよろしくお願い致します。
投稿日:2022年09月17日(土)