年始の活動風景と私たちの思い 〜みかづきのある1日〜
年始にも関わらず、多くの子どもたちがみかづき発寒で元気な顔を見せてくれています。
最近はあまりやらなくなった(?)福笑いやすごろく(リアル)も楽しみました♪( ´▽`)
※福笑いのキャラクターはパソコンの図形描写の機能を使って手荒に作成されました^^;
パソコンばかりやっているデイサービスをイメージされることも多いですが、デジタルもアナログもどちらも社会生活をしていくために必要となる場面が多くあり、みかづき発寒ではどちらも大切にしています。通所児童の中には、コミュニケーションや小集団での活動に不安や緊張を抱いているお子さんも多くいて、見通しが持てないことや、思い通りにいかないことなどにうまく対処できない場面もよく見られます。そんな時、事前にその見通しをどのように提示すると許容できるかや、想定される状況を具体的に子どもたちにイメージしてもらうことで、お互いにとって不利益となる言動をしなくても良いようにするアプローチが求められます。すごろくでは振り出しに戻ってしまったり、他児より先にゴールにたどり着けない場合を想定し、どのような結果を求めているか(今回は順位を競うのではなく、運も含めてみんなで楽しむ時間とする)を明確にすることで、先回りをした支援を心がけました。実際に3度も振り出しに戻ることになったお子さんも他児からの励ましの声などにも支えられ、挫けそうになりながらも最後まで参加を続けるという素敵な姿を見せてくれました。
子どもたちの言動の困難性に関しては、「どうしてそのようにしなくてはいけないのか」を紐解いていくと、適切な関わり方が見えてくるのだと感じています。困難に直面して乗り越えていく経験ももちろん必要ですが、できることであれば、楽しみの中で自発的に自身のポジティブな変化を望むような動機づけができると理想であるなと思っています。
子ども自身が自ら成長していく力も借りながら、今年も多くの「楽しい」、「できた」から育っていく子どもたちの姿を見届けられたと願っています。
投稿日:2023年01月05日(木)