楽しかったサンピアザ水族館🐟
本日はみかづき発寒では初となるお出かけ企画として、サンピアザ水族館へ行ってきました♪
「小さめのサメ、集めてみました」という特別展示が行われており、みかづき発寒に通う『サメ博士』の子どもにピッタリの企画であると考え、外出が決行されました٩( ‘ω’ )و
事前に時間の動きや守ってほしいルールを伝達し、今後同じような活動を増やせるように皆で安全に楽しむことを目標にしました。
車に乗る前からしっかりと大人の指示を聞き、みんなとっても素敵に行動できていました。水族館に到着後は興味津々の様子で笑顔でさまざまな展示を覗きこみ、自分の好きな生き物をじっくりと観察するなど、それぞれのお子さんがそれぞれの楽しみ方をしていたように思います(๑>◡<๑)
水辺の生き物に触れられるコーナーでは物おじせずに次々と水の中に手を入れていきます。そでを濡らしてしまうのではないかと指摘すると、「大丈夫!」と言いながら、2秒後にはやっぱり( ̄◇ ̄;)
保護者様すみません…
あまり大きな水族館ではありませんが、コンパクトな分、一つ一つの展示の説明を読んだり、他のお客さんをあまり気にせずに見ることができるという意味ではとても良い環境でした。ペンギンやアザラシ、カワウソなどの動物もいて、一緒になって同じような動きを見せてくれる子どもたちも可愛かったです。
外出企画に関しては、普段の環境とは異なる社会的な場でどのように振る舞えるかや、それぞれのお子さんの特性がどのような表出されるかを知る良い機会となります。今日の結果で今後みかづき発寒での外出企画の頻度が変わるかもしれないことを伝えていたこともあってか、子どもたちは他の曜日も含めたモデルであるかのように、立派な姿を見せてくれたのでした。そして、楽しかったのか感想を聞くと、「今日はパソコンできるの?」と不安そうな表情^^;
だよね。それがみかづき発寒の特徴だもんね。
外出先でも行動の切り替えが上手で、帰路も予定より早く事業所に到着できたので、もちろんパソコンもやりましたよ(^-^)v
また、みんなで楽しめる場所を探して一緒に行こうね♬
投稿日:2023年01月12日(木)
挑戦への意欲が高まってきた!! 2023年のみかづきチャレンジ
こんにちは、管理者の小林です。
以前にもみかづきチャレンジのご紹介をさせてもらいましたが、改めてその内容をお伝えしたいと思います。
みかづきチャレンジは毎月更新されていく、スタッフから提示された課題をクリアすると賞状をもらうことができる取り組みです。
当初はできるか不安であったり、挑戦することを恥ずかしいと思っていた子どもたちも、一人また一人とクリアして賞状を受け取る他児の姿を見て、最近では積極的にチャレンジすることを宣言する様子が頻繁に見られるようになりました♪( ´▽`)
保護者の皆様からみると、時に些細なことであるかもしれませんが、子どもたちにとって『認めてもらう機会がある』ということは自尊感情を高めることにつながっていると感じています。
スタッフが手本を見せることができるようにと、子どもたちが通ってくる時間の前に一生懸命けん玉を練習したり、どのくらいの身体的な負荷がかかるかなど、筋肉痛になることも厭わずに試しています٩( ᐛ )و
また、練習が必要なことだけでなく、運を味方につけることでクリアできる内容も含まれており、挑戦する頻度さえ高めていけば賞状をもらえる可能性も増えていくという工夫もしています。
時に見学に来たお子さんが夢中になって挑戦しようとする姿が見られたりと、子どもたちの意欲を高めたり、承認欲求を満たしたり、失敗することへの抵抗を減らすことにも役立っています。最近では、1日に複数枚の賞状を持ち帰る凄腕チャレンジャーも現れるようになり、それを見て「自分もできるかも」と続いて挑戦するお子さんも増えてきました。
正しい評価や認めてもらう経験を積んでいくと、不思議とそのポジティブな雰囲気は集団全体に広がっていきます。みかづき発寒ではその雰囲気や場の力(よく空気とも呼ばれている)を上手に使っていきたいと考えています。
このブログを見たみなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね。
投稿日:2023年01月10日(火)
子どもたちにとっての過ごしやすさとは何かを考える
みかづき発寒では、子どもたちの過ごしやすさとは何かということをいつも念頭に入れて日々の支援にあたっています。
さまざまな特性を持つお子さんが多い中、すべてにとって最適な環境を整えられるとは限りませんが、「自由」と「設定」の認識にはより一層注意を払っています。
基本的に子どもたちは何か指示されたり、やらされていると捉えられる事象については窮屈に感じ、抵抗したり逃避しようとする態度を示すことが多いようです。私たちが提示する『選択あそび』や『小集団活動』に対しても同様の反応が見られることがあります。ただし、その時間すらも楽しくしたり、期待を抱かせる仕掛けをスタッフが考えることで前向きに参加できることもあります。
それでも、自分の好きな遊びをすることで気持ちを発散できたり、特定のおもちゃで遊ぶことを楽しみに通ってくるお子さんもいるため、私たちも『自由あそび』の時間を積極的に取り入れています。しかし、この『自由あそび』というものが意外とスタッフにとっては難しかったりするのです。円滑にコミュニケーションをとることや自分の欲求を上手に伝えることが苦手なお子さんも多いと、本当に『自由』に過ごしてもらうと、予期せぬトラブルやネガティブな経験をしてしまうことが多々あります。
そして、そうならないようにポジティブで楽しい時間を子どもたち同士で作り出せるかが、スタッフの腕の見せ所になるのです。
ある程度、どの子が何の遊びを好んでいるかや、動的な遊びと静的な遊びをうまく誘導したり、スタッフが一緒にその遊びの輪の中に入って子ども同士で関わりを持てたことを嬉しく感じるような働きかけをしたりしています。
放課後等デイサービスは学校よりも比較的小集団で活動や支援をできることにメリットがあります。しかしながら、集団の中でも「個」に目を向けて一人ひとりへの支援が片手落ちにならぬように寄り添ったり、「個」の特性を融合、調和をさせて一つの集団を形成していく経験を持つように働きかける視点が重要であると考えています。
そのような関わりを継続していることもあってか、楽しみながらも多くの保護者の皆様より「行動の切り替えがうまくなった気がする」、「自分の気持ちを言葉で伝えようとしてくれることが増えた」、「みかづきでは乱暴な言動をしていないようで安心しています」などのお声をいただく機会が増えました。みかづき発寒でだけできていれば良い訳ではなく、その正の言動や振る舞いが社会生活の中でも汎化できるようにしていくことが大切ですが、最初のステップとしては通所してくる子どもたちが、他のコミュニティで「不適切」とされる言動を『しなくても良い』(それらの言動には子どもたちなりの注意喚起や本質的なニーズを満たしてほしいというニーズが隠されていると捉える)場所にしてあげることが、子どもたちにとっての過ごしやすさになるのではないかと考えています。
すぐに成長や育ちに直結する関わりができることをお約束できるわけではありませんが、保護者の皆様と一緒に悩みながら試行錯誤することはできると思っています。ぜひ、お気軽にご相談くださいね。
投稿日:2023年01月09日(月)
マインクラフトを使った活動とコミュニケーション
みかづきではScratchを使用したプログラミングのほかにも、子どもたちに大人気のマインクラフトも活用しています。マインクラフトは簡単に言うと、コンピュータ内で行うレゴのようなイメージで、それぞれのお子さんが想像した世界を表現したり、お友達と協力しながら冒険や目的に向けての活動を行うことができます。比較的自由度の高いゲームですが、それゆえに複数名(マルチプレイ)をすると、他児がつくったものを壊してしまったり、意見が割れたりとトラブルになる場面も見られることがあります。私たちはある程度、子ども同士の関係性(信頼だけでなく注意を受けたり、嫌がられたりすることも含む)やトラブル解決に至るまでのプロセスを見守る余白も持って、子どもたちと関わらせてもらっています。
インターネットの世界やコンピュータ内での活動であっても、その画面の先には人間とのコミュニケーションが発生する機会の方がまだ多いと言えます。その際に、自身の言動が相手にどのように捉えられるかや、許容してもらう範囲での振る舞い等を身につけておくことは重要です。やりたいことの先に、少し苦手なことやそれぞれの特性に応じた課題を前向きな気持ちで乗り越える『機会』を保障してあげる取り組みを私たちは意識しています。
そのため、ご家庭で見学にお越しになられた際には保護者の皆様にはそのような活動をしていることを事前に伝えさせてもらっています。私たちが大切にしていることや、どのような背景でその活動が取り入れられているかなど、丁寧にご説明することを心がけています。もし、ご興味をお持ちいただきお越しになることがあれば、ぜひとも疑問に思ったことや保護者の皆様のお考えもお伝えください。
そんなマインクラフトも、それだけを楽しんでいる訳でなく、1日の活動の中でタイピングやプログラミングなど、今後の社会生活に適応していくためのスキル獲得の時間もしっかりと設定しています。楽しみに向かって、少しだけスタッフからの指示を聞き入れたり、姿勢を正して机に座って向き合う時間など、頑張ってもらうポイントも明確にしています。
子どもたちが大好きなマインクラフト
もしご家庭でお子さんからこの話題が挙がっていたり、興味を持ちそうな印象があれば、ぜひ一度どのような活動をしているのか体験に来てみませんか?
ぜひ多くの保護者の方々、お子さんにみかづき発寒の取り組みを知っていただけたらと思っています。お待ちしております。
投稿日:2023年01月07日(土)
年始の活動風景と私たちの思い 〜みかづきのある1日〜
年始にも関わらず、多くの子どもたちがみかづき発寒で元気な顔を見せてくれています。
最近はあまりやらなくなった(?)福笑いやすごろく(リアル)も楽しみました♪( ´▽`)
※福笑いのキャラクターはパソコンの図形描写の機能を使って手荒に作成されました^^;
パソコンばかりやっているデイサービスをイメージされることも多いですが、デジタルもアナログもどちらも社会生活をしていくために必要となる場面が多くあり、みかづき発寒ではどちらも大切にしています。通所児童の中には、コミュニケーションや小集団での活動に不安や緊張を抱いているお子さんも多くいて、見通しが持てないことや、思い通りにいかないことなどにうまく対処できない場面もよく見られます。そんな時、事前にその見通しをどのように提示すると許容できるかや、想定される状況を具体的に子どもたちにイメージしてもらうことで、お互いにとって不利益となる言動をしなくても良いようにするアプローチが求められます。すごろくでは振り出しに戻ってしまったり、他児より先にゴールにたどり着けない場合を想定し、どのような結果を求めているか(今回は順位を競うのではなく、運も含めてみんなで楽しむ時間とする)を明確にすることで、先回りをした支援を心がけました。実際に3度も振り出しに戻ることになったお子さんも他児からの励ましの声などにも支えられ、挫けそうになりながらも最後まで参加を続けるという素敵な姿を見せてくれました。
子どもたちの言動の困難性に関しては、「どうしてそのようにしなくてはいけないのか」を紐解いていくと、適切な関わり方が見えてくるのだと感じています。困難に直面して乗り越えていく経験ももちろん必要ですが、できることであれば、楽しみの中で自発的に自身のポジティブな変化を望むような動機づけができると理想であるなと思っています。
子ども自身が自ら成長していく力も借りながら、今年も多くの「楽しい」、「できた」から育っていく子どもたちの姿を見届けられたと願っています。
投稿日:2023年01月05日(木)
他機関との連携について
放課後等デイサービス みかづき発寒の桑原です。
今日は他機関との連携についてお話したいと思います。
「ヒト」を取り巻く環境は個人ではなく、他者や環境といった外因的な関わりがあります。
自分一人でできることや事業所単位でできることには限りがあります。
当然出来ないこともあります。
放課後等デイサービスにおいては、学校や医療機関、保護者や習い事先、他の放課後等デイサービスなど
お子さまを取り巻く環境は様々です。
お子さまはその場所に応じた表現の仕方があったり、その場所でしか発しない・見せない顔があります。
それはどこが良いとか悪いというお話ではなく、そういった表現をしていることを関係する機関同士で
情報を共有していくことに意味があります。
また、一つ一つの機関において求められていることも違えば、役割も違います。
そこで大切なのは、「共通課題の認識と役割の明確化」です。
互いの機関において出来ること・そうでないことを明確にし、お子さまを取り巻く環境を創り上げることが相互作用となり、お子さまにとってより効果的な成長・療育へと繋がっていきます。
みかづき発寒では医療機関において多職種連携を主としてきたソーシャルワーカーがいることも強さです。
単独事業所として動くのではなく、お子さまを取り巻く環境でどう自分たちの役割を発揮することが出来るのかを
見出していける強さがあります。
我々としてもお子さまが各場所においてどのような表情を見せるかを知ることはとても有用な情報となります。
また、そんな姿を見ることが出来ることに嬉しさもあります。
相互作用を構築する仕組みをつくることはソーシャルワーカーに求められる技能でもあるため、我々みかづき発寒では(ご家庭を含む)他機関との連携をより強固に進めていきたいと考えています。
どんな些細なことでも尋ねることが出来る・尋ねられることが出来る、そんな関係性をこれからも作っていきたいと思います。
ご家庭でのお困りごとやご不安点など、ご家族がお話をしたいときにもご連絡を頂けると嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
放課後等デイサービス みかづき発寒
桑原
投稿日:2023年01月04日(水)
みかづきが見据える未来を一緒に見てみませんか?
年末にご挨拶をしたばかりで、数日後に同じような内容となると堅苦しい感じがすると思ったので、新年初のブログは夢の話をさせていただきたく思います。
私は一人ひとりが自分らしく生きることができる社会・地域をつくるお手伝いをしたいと思い、合同会社CLASSic(暮らす+らしく)を設立しました。そして、まずは今後の社会の担い手である子どもの支援に目を向け、放課後等デイサービスを開設しました。本来であれば、医療の領域でこれまでのキャリアを重ねてきたこともあり、高齢者や障がい者支援からはじめることの方が順当であったのかもしれません。
しかしながら、子どもから高齢者まで、すべての人を支える事業体をつくるためには、まず子どもたちが笑顔で成長していくことができる社会基盤が必要ではないかと考え、その領域を学び直すことにしました。ちょうど児童発達支援・放課後等デイサービスが激増していたこともあり、事業所によってその支援のあり方(サービスの質)に大きな開きがあることに気がつきました。苦手なことにアプローチすることも大切だけれど、子どもたちが「やってみたい」、「通いたい」と思い、笑顔で通所する中で、その子たちの困難をできる限り小さくしたり、自身の特性をうまく活かしていく方法を一緒に考えていきたいと強く思いました。
傲慢かもしれませんが、実際に多くの事業所を見た中で、漠然とした『やれる』という思いを抱いたことを覚えています。
それから3年…
みかづきに通ってくれる児童も増え、小学校や中学校を卒業しても継続してくださる児童の割合も増えてきました。高校卒業後の進路を考えるお子さんもいることから、徐々に次のステップを考えるようになりました。
児童期の支援といえども、『自立』を意識せずに適切なプロセスを考えることはできないと私たちは考えており、社会生活を送るうえでのコミュニケーションスキル、仕事をするためのスケジュール(時間)管理、一人の時間を有意義に使うための暇つぶし(趣味を含む)の方法、お金の管理など、身につけておいた方が良いことは挙げるとキリがありません。
そして保護者の皆様が考える大きな心配事の一つとして、「その子が一人でも生きていけるのだろうか」という声がよく聞かれます。広義として完全に一人という意味ではなく、親や保護者が実際に寄り添ってあげられなくなる未来を想定しているものと捉えています。
そのような時に、児童期に関わりを持たせていただいた私たちが連続性のある支援として、児童期から成人期(就労や一人暮らし)、高齢期(金銭管理や介護)に向けた一貫したサービスを提供できるようになることは、安心につながる大きな一歩になると考えています。もちろん、利用者の囲い込みなどを考えているのではなく、できることとできないことを見極め、地域連携を重視し、地域で支えるという視点は大切にしていきたいと思います。
ということで、今年の目標は、みかづきに通う多くの子どもたちの笑顔を見ることと、その子たちがデイサービスを卒業したあとに連続性のある就労支援を行える場の創出です。
どこまで形になるかはわかりませんが、その先にもまだ生活の基盤となる住居や、高齢になっても安心して住むことのできる場所をつくるという夢を持っています。子どもたちからは、「将来みかづきで働けないの?」、「高校卒業後はどういう仕事ができるのか悩んでいる」などの声も聞かれています。普段から、挑戦と小さな失敗、成功体験を支える支援をしている私たち大人が夢を語り、それを実現していく姿を見せていくこともまた大切であると思っています。
まだまだ未熟で至らないことや改善しなくてはいけないことも盛り沢山ですが、保護者の皆さまをはじめ地域の皆さまからのご指導や意見交換により力強く一歩ずつ、歩み進めていきたいと考えておりますので、ぜひみかづきが見据える未来にご理解とご協力をいただけると嬉しく思います。本年もどうぞよろしくお願いします。
管理者 小林 誉英
投稿日:2023年01月03日(火)