おもちゃを選択するときにスタッフが考えていること٩( ᐛ )و
こんにちは。今回はみかづき発寒にあるおもちゃについて、なぜそれを選んだのかをご紹介させていただきます。
時折、通所した際に楽しかったおもちゃとして自宅でおねだりして、ご家庭に導入されるケースもあるのですが、通所することのモチベーションにつながっていたおもちゃが手に入ってしまったことで、通所意欲が低下したり、一定の支援や配慮がある中で楽しめていた段階で、家庭では楽しめずネガティブな印象を持ってしまったということもありますので、ぜひお子さんからそのような話があがった際にはお気軽にご相談くださいね。
ではさっそく一つ目のおもちゃです!!
まずは言わずと知れた、『けん玉』です。
膝のクッションが大切であったりと、意外にも全身を使います。そして全身を使えるようになると、上達スピードが速くなります。体の軸や重心をイメージする必要もあるため、体幹を鍛えるのにも効果的!?
また、集中して一人でも取り組める遊びとなるため、適切な発散方法として、とても有効な【暇つぶし】ができます。
2つ目は…ジャジャン!
『パープレクサス』です。7つ揃えると願いが叶うボールに似た見た目のおもちゃです。中にある銀色の玉を傾けながら、立体迷路をクリアするものです。
空間把握能力をはじめ、重力が働く向きや球体の軸を考える必要があり、イメージ通りに手を小さく動かすなど繊細なコントロールも重要であるため、多くの感覚的な刺激を与えてくれます。
上手になってくると、水晶玉で占いをしていかのごとくなめらかな動きでかっこいい!
3つ目は…シャキーン!
『ドブル』です。どの絵札にも必ず同じマークが一つだけあるように作られており、その絵をコールしていくゲームです。
例えば、🕶を「ハンター」とか「タモリさん」と自分なりの表現でも他者に伝わればOKとしています。
情報処理の能力向上、発語機会の確保、比喩表現の幅を広げるなどに役立つと考えています。
固有名詞(ピカチュウやドラえもんなど)がない方が効果的だと思うので、みかづき発寒ではオリジナルをおすすめしています。
つづきましては…ピコーン!
『スピードカップス』です。絵札の縦横を判別し、カップをその色の順序で並べる、または重ねるおもちゃです。
視覚からの情報処理の向上、絵札を見て手元のカップを揃えるまでのワーキングメモリの強化につながると考えています。
「チン」と鳴らすことも楽しむエッセンスです。
そして、最後は…ダカ・ダカ・ダン!!
『クラスク』です。こちらは磁石と黄色の球を使った、エアホッケーのようなおもちゃです。
ゴールを決めること、自分のゴールに落ちないこと、白い磁石が自分にくっつかないように操作するなど、複数の情報処理やマルチタスクの要素がふんだんに盛り込まれています。
勝ち負けがはっきりする遊びでもあるため、そのような経験を楽しみながら積み重ねられるのも魅力の一つ。
清田・発寒ともにとても人気の高いおもちゃです。
このように、みかづき発寒ではおもちゃにも、子どもたちにどのような成長や経験を積んでほしいのかを明確に意図して導入しています。もちろん、大前提は大人も含めみんなで楽しく遊ぶことです。置いておくだけで子どもたちが自発的に遊ぶことも大切ですが、せっかくなら楽しみながらも成長できるきっかけがあった方がお得なはず٩( ᐛ )و
クラスクの勝負の前には一礼して相手を敬ったり、スピードカップスの並べ方の向きは左からでも右からでも順序が合っていればOKにしたりと、子どもたちの特性にあったルールや承認ポイントをスタッフ間で共有しています。
ぜひ、保護者の皆様はもちろんのこと、学校の先生や相談室、他事業所のみなさんも、お越しいただいた際にはぜひ、みかづき発寒の楽しみ方に触れていってほしいと思います。たくさんの方との出会いとつながりがありますことを楽しみにしております。お気軽にお越しくださいね♪( ´▽`)
投稿日:2023年02月17日(金)