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理論と実践の間で
みかづき発寒ではスタッフの研修や学びの機会を確保して、理論や知識に基づく適切な支援を行えるように心がけていますが、いかに知識を持っていても、実際に子どもたちと対峙して効果的な働きかけをできるのかは、また別に実践経験が必要となることを日々感じています。
頭でっかちになって、理論は振りかざすけれどうまく子どもたちと関われない、子どもたちと楽しく過ごすことはできるけれど、そこに何の目的も根拠も持っていない。このようなバランスでは、せっかくのスタッフの力も最大限に発揮されることはありません。
そのため、このバランスを上手にとることができるよう、みかづき発寒では知識のインプットと同時に、実際のお子さんのことを想定してロールプレイをしてアウトプットするなどの機会も大切にしています。少しずつ、一人ひとりのお子さんの特性や世界観を理解しようと歩み寄ると、スタッフ間で試しに行う小集団活動の際に、この子はこの部分を気にするだろうなとか、こういうルールだとそのメンバーではトラブルが起きやすいかもなということが見えてきます。時に子どもたち側の視点に立つことで、見落としていたポイントが浮かび上がったりとスタッフの気づきになることも多くあります。
私たちは支援において、常に効果的なことだけやり続けられるわけではありません。(虐待や子どもの権利を侵害するものは論外ですが)
時に子どもたちとぶつかりながらも、その子にとって(大人と子ども、社会と子どもなど)より良い道を進んでいくことを目指します。
そんな時に、『この大人には認められたいな』とか『この人がいるから頑張れるな』と思ってもらえるようなつながりを作っておけるかが大切です。みかづき発寒では楽しみながら成長することをコンセプトとしていますが、自立に向けた必要なスキルを身につけていくことには妥協はしません。保護者の皆様のご意見や困りごとなどを確認しながら、子ども本人の思いをしっかりと支えていけるように力をつけていきたいと思います。ぜひ、そんなみかづき発寒の活動を見にお気軽にお越しくださいね。
投稿日:2023年02月24日(金)








