春休み✨
こんにちは、みかづき発寒です!
3月は卒業シーズンですね(^-^)
卒業したお子さんたち、おめでとうございます!
みかづきに通っているお子さんたちは、春休み期間中のため、いつもより早めに来てくれていました!
時間がゆっくり過ごせるということもあり、自分たちのおやつを自分で作るべく、クレープ作りや卒業祝い、公園への外出などのたくさんの活動企画を行いました(*^^*)
ホットケーキミックスと牛乳を混ぜて作り、バナナを切って、好きな材料をトッピングしています!
普段は食べるだけでその他は父さんお母さんがやってくれていることでも自分でやってみると、いろんな工程があり様々な工夫が必要になることを実際にすることで体験できます!
洗い物もしっかりと自分でやってもらいました!
卒業イベントでは、桜の花をみんなで切って一本の大きな桜の木を作り上げています!
みんなでデコレーションケーキを思い思いに飾りつけておいしくいただきました☆
外出では近くの公園に行き、元気に遊びまわっています!
鬼ごっこでは、まず大人が先にギブアップしてしまうぐらい子どもたちは元気です!
様々な企画を考えてお子さんたちが楽しめるように取り組んでいます!
投稿日:2023年03月30日(木)
みかづきの小集団活動
こんにちは、みかづき発寒です(^-^)
みかづき発寒ではパソコンの活動を取り入れており、パソコンだけの活動を行っているの?と思われてしまいがちですが、1日の中では小集団活動や自由あそび、選択あそびなどのたくさんの活動を行っています!
みかづきで行っている小集団活動をいくつかご紹介したいと思います☆
1つ目はみかづきでも大人気のモルック!
フィンランド発祥のスポーツで年齢問わず楽しめるスポーツです。
正式なルールは、モルックを投げて倒れたスキットルの本数または1本倒れた場合は表示されている数字によって、50点ピッタリになるまで得点した方が勝ちというとてもシンプルなルールです。 ただし、50点を超えてしまった場合は、25点へ減点され、ゲームが継続されます。
正式なスキレットは木でできていますが、みかづきではペットボトルで手作りしています!
ルールも本来は50点のところを30点にするなど、それぞれの活動に合わせて変更しながらお子さんたちが楽しめるように行っています。
足し算引き算の計算も必要になるので頭の体操にもなります(^^♪
2つ目はころころボール!
昔のVS嵐でやっていた内容を参考にしています!
障害物に当たりながら方向転換して転がってくるボールを箱でキャッチするゲームです。
右や左に動く方向をアドバイスする声掛けも大事になってくるので、みている方も飽きずに参加することができます!
↓※クリックすると動画と音が流れるのでご注意ください
3つ目は9マス鬼ごっこ!
9マスの中での鬼ごっこで、3拍子のタイミングで一度ジャンプして他のマスに移動し、鬼と同じマスにとまると負けになってしまいます。
縦と横に移動できますが、鬼がどこに行くか、自分がどこに移動すれば捕まらないかを予想しながら移動するため頭脳戦ともいえます!
運動するのが苦手なお子さんでも、ジャンプをして1マス移動するだけなので、楽しみながら活動することができます!
↓※クリックすると動画と音が流れるのでご注意ください
小集団活動の中では勝ち負けがつくものやチームワークが必要なものなど、さまざまな目的をもって行っています。
その児童さんがそれぞれどのような子なのか、ということも大事ですが、集団という何人かの人数になった時にその曜日のお子さんたちの全体をみて、みんなで達成感を得るためにはどうしたらいいのかを考えながら内容を検討しています。
プログラミングももちろんですが、そのほかの内容も療育という観点からしっかりと考えたうえでの1日の流れとなっています!
投稿日:2023年03月17日(金)
みかづきで作った作品を見てみよう!
みなさんこんにちは。
札幌市西区にある放課後等デイサービスみかづき発寒の笠原です。
今までscratchについて文面上でお話する機会はありましたが、お見せする機会はなかったため今日は実際にパソコンの時間に子供たちと一緒に作成したscratch作品の紹介をしようと思います。
こちらは題名の通り野球ゲームとなっています。(上の画像をクリックすると開きます)
この作品ではボールと、バッターそれぞれにプログラミングが組まれています。
1から説明すると文面上ではうんざりする長さになってしまうので、各プログラミングを簡単に説明させていただきます。
バッターのプログラミング
バッターのプログラミングは至ってシンプルです。
スペースキーが押された時に、バッターのコスチュームを切り替えてまるでバットを振っているように見せています。
ここで大切な部分は切り替えを指示するブロックを付けるだけでなく、自然に見えるように次のコスチュームへ切り替える間の時間を設けて滑らかさを演出しています。
ボールのプログラミング
ボールのプログラミングは大きく3つに分かれていて①と②、②と③が連動しています。
①ボールが毎回同じ場所から投球されるようにスタートの位置を固定して、②のプログラミングへ向けてメッセージ(手紙)を送る。
②先に①から送られてきたメッセージ(手紙)を受信し、バッターに向かってボールを動かす。そして、ボールとバットが当たったなら「カキンッ!」という音を鳴らしてマウンド側へボールが打ち返される。もしも当てることができずに通り過ぎてしまった場合は、ゲームを止める(失敗)。
③ボールを打ち返せずに失敗してしまった時に、指定のボタンを押せば②にメッセージを送ってボールをスタート位置に戻してすぐにやり直すことができる。
バッターとボールそれぞれのプログラミングが組み合わさって一つの作品ができあがっています。
ここまで読むと「難しそうだなぁ…」と感じた方も少なくないと思いますが、みかづき発寒で実際に子供たちと行う場合は、一度に作るプログラムの量を調整して2回に分けたり、作ってもらうプログラムは②のみにして残りは完成させておくなど、その曜日のお子さんの習熟度に応じて作る量を変えています。
また、どのような言葉で説明するのがわかりやすいのか、画面に映し出しながら進めたらどうかなど量だけでなく、説明の仕方や見せ方も話し合いや相談をしたうえで決めています。
投稿日:2023年03月13日(月)
ワーキングメモリ2~視覚化・構造化~
さて、前回の続きでワーキングメモリが弱いお子さんに対してどのような取り組みを行っているのか、具体的に説明していきたいと思います。
みかづき発寒の活動では、構造化・視覚化ということを大事にしており、特に日々の療育の中では以下の3つに気を付けながら行っています。
①前もって説明をしたうえで行う
前もってどんな活動を行い、どんなリスクがあるのかを説明します。子供たちは自分が予想していなかったことや急な予定変更に対して気持ちの切り替えができないことが多いです。とくに負けてしまった時、うまくいかなかった時に切り替えがうまくできないお子さんが多いです。負けると思って勝負する人はいないですしね・・・(^^;)
これから勝敗がつくゲームを行うが、負ける可能性もあること、スタッフ側は勝ち負けではなくみんながどのように相手に対して応援する声掛けを行ったり、アドバイスする行動など相手を思いやった行動ができるかどうかを見ていることを事前に伝えておきます。
じゃんけん一つでもそれを行って大丈夫かどうかはしっかりと判断します。
②忘れても確認できるような環境をあらかじめ用意しておく
下の写真のように今どのような活動を行っているのか、残り時間がどれくらいなのかをしっかりと見て確認できるようにしています。ホワイトボードでの全体への周知で認識できるのか、個別への配慮が必要なのかはそのお子さんそれぞれに合わせて対応しています。
次の活動への移行を自分で確認し、区切りをつけられるような工夫を行っています。
③注目すべき場所以外の刺激を入れない
みかづき発寒ではできるだけ物を少なくし、不必要な情報を極力少なくできるような環境設定を心がけています。
視覚刺激や聴覚刺激に対して過敏なお子さんも多く、おもちゃが目の前にあると活動中でも触りに行ってしまう子や人が周りで話していると気になってしまう子もいます。部屋ごとに床の色を変えることで何をする場所なのかを明確に判断できるようにし、しっかりとスペースを分けての活動を行っています。
また、おもちゃやギターなどが活動中に気になるお子さんがいる場合には目の届かない位置に移動したり隠したりすることで、刺激自体を少なくするような配慮を行っています。
こういった個々に合わせた対応を行っていき、成長してくるにつれて自分にどのような方法が合っていて続けていけるのか、実際の生活にどのように応用していくのかを相談しながら一緒に考えていけたらと考えています。
ぜひ一度見学にいらしてください(^-^)
投稿日:2023年03月03日(金)
ワーキングメモリ
今日はワーキングメモリについて、絵心満載のイラストとともに話したいと思います(^-^)
発達障がいのお子さんの中にはワーキングメモリと呼ばれる脳の情報処理が苦手な子がいます。
これは脳の前頭前野と呼ばれる部分の働きで、サルなどの類人猿と人を比べた時に、他の脳の部分の大きさはほぼ変わらないのに比べ、前頭前野は5倍以上大きく、人が進化する中で大きく発達した部分と考えられています。
ワーキングメモリとは入ってくる情報を一時的に脳に保管し、必要な情報と不必要な情報をふるい分けし、断捨離する能力のことを言います。ワーキングメモリが弱いということは断捨離ができない状態なので、頭の中で情報があふれてしまい、必要な情報を見つけ出しにくいということがあげられます。
社会人になり仕事を行っていくうえでは一度に5~6個の記憶保持ができ整理する力があると困らないといわれていますが、発達障がいのお子さんの場合、1~2個程度という場合も少なくありません。
「これとこれと、あとこれもやっておいて!」と一度にたくさんの情報を言われると把握しにくく、最後のことを言われている時には最初に言われたことが抜け落ちてしまっており、「なんだったっけ?」となってしまいます。
お子さんの学校の生活でいえば、黒板を写しながら先生の話を聞き、問題を解くとなるとたくさんの情報が一度に入ってくるため情報処理が難しくなり、黒板を写すことが難しくなってしまったり、先生の話を聞けなかったりなどのことが起きてくることがあります。ADHDをもっている子供が学習障害を持っている割合が46%という研究結果もあり、情報処理の問題に加え、学習障害もある場合の勉強はさらに難易度の高いものになるでしょう。
さて、絵のクオリティーがどんどん下がってきたことが気にせず進めます。(笑)
また、不必要な情報を整理することができないので、スイッチの切り替えをうまくコントロールできず、今やっていることをなかなかやめられずに次の活動に移れない・切り替えができないというようなことにつながることもあります。
ワーキングメモリが弱いと頭の中で情報の処理がうまくできず、ぐちゃぐちゃになっている状態なので、指示に沿わせようとこちらの誘導を無理やり行ったり、情報を整理できていない中で次の指示を出してしまったりするとパニックになってしまい癇癪へつながる場合も少なくありません。
みかづき発寒で日々の療育で気を付けていることを次回具体的に説明していこうと思います(^-^)
余談ですが、今回自分でイラストを作成し、わかりやすく紹介しようと最初はウキウキで始めたものの、イラスト作成にとんでもない労力を必要としたため、今後はフリーの素材を多用しようと固く心に誓いました。(笑)
投稿日:2023年03月02日(木)