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子どものやる気を引き出すためには?

みかづき発寒の桑原です。

夏休みも終盤に差し掛かっていますが、各ご家庭では宿題や自由研究に追われていませんか?
宿題や自由研究をすぐに終えるお子さん、毎日コツコツ進めるお子さん、最後の最後に焦って取り組むお子さん。

色々なパターンがあると思います。
保護者の方は口すっぱく終わらせることを伝えていることかと思いますが、中々うまくいきませんよね。

私も親としてよくわかります。

では、「どうすれば子どもたちのやる気を引き出すことができるのか」ということをお話させて頂きますね。

人のやる気を引き出す方法には

・外発的動機付け

・内発的動機付け

の2種類があります。

簡単にご紹介させて頂きます。

外発的動機付け

報酬やご褒美という形でやる気を引き出す方法です。
外発的動機付けは目の前に「快反応」を引き起こしやすいため、やる気を非常に導きやすい方法です。
当然デメリットもあります。

・ご褒美のために実行する(ご褒美がなければやらない)
・自分が主体ではない(自分からやりたいではない)
・ご褒美の欲求が高くなる(より高価なもの、より多くのものなどを求めやすくなる)
・ご褒美をくれない人を敵視する(ご褒美をくれる人とそうでない人への対応が違う)
・ご褒美をもらうためにズルをしちゃう(相手を蹴落としてでも達成しようとする)

デメリットが多く見受けられますね。
次に「内発的動機付け」についてです。

内発的動機付け

自身が興味を持ち、学びたい(知りたい)・楽しい・うまくなりたいなどの自発的な取り組む意欲となります。
そのため、意欲的かつ目標達成のために試行錯誤する力を養うことができます。
次の効果が期待できます。

・成功した!という達成感を育みやすい。
・楽しい・夢中になる時間を過ごすことができる(没入感覚)。
・自分でもできるという自己効力感を感じやすい。
・自分で選択肢、決めることで主体性を養うことができる(自己決定)


デメリットとしては壁にぶつかった時に興味を示す関心ごとの強さによっては意欲が減退してしまう可能性があります。
また、意欲を保ち続けるためにはある程度の成果が得られる必要もあります。

外発的動機付けが「悪」ではなく、物事に取り組むきっかけや成功体験を積む方法の一つとして取り入れることは良いと思います。
ただ、そこに依存しないような促しや関わりは必要になりそうですね。

よし、じゃあ内発的動機付けを高めることのメリットはわかったぞ。
でも、どうやって高めれば良いの?というお話になるかと思います。

内発的動機付けを高める方法

どのように内発的動機付けを高めるかという要点は、

・成功体験を与える
⇒成功できるであろう目標設定を提示することが大切です。

・自分で選ばせる
⇒自分で自由に選択することがやる気を高め、責任を持つ感覚を養うことができます。

・頼る、褒める、励ます
⇒親に頼られたことでその期待に応えよう、乗り気ではなかったが、やってみたら認められて気分が良いなどの経験を通して、「もっと知りたい・もっとやってみたい」という興味・関心に変化していきます。
また、「一緒に頑張れる存在」も大きな要因になります。

・好きなことに着目する
⇒子どもの「好き」は大きな原動力です。既に好きなことがあるお子さまはそこに着目を、
もしなくとも、親が頼ってお願いして出来たことや成功できたことに興味を持っていく場合もあります。
「好き」という気持ちは後発的についてくることも大いにあります。

好きなことや興味のあることを無理に探すのではなく、日常の中での一コマでもちょっとお願いごとして、
それが達成できたときに得られる満足感が「好き」や「もっと深めたい」に繋がることが大いにあります。

外発的動機付け・内発的動機付けを上手に使い分けながら、お子さま自身のやる気を引き出すことが出来ればと思います。

ご不明な点がありましたら、直接お問い合わせいただいて構いません。
これからもちょっとした方法などを発信させて頂きますね。

空き状況のご案内

現在、みかづき発寒では月・火・水に空き枠がございます。
もしデイサービスをお探しの方がいらっしゃいましたら、まずはお問合せ・ご見学にお越しいただければと思います。

放課後等デイサービス みかづき発寒
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TEL:011-699-6832

 

投稿日:2023年08月10日(木)