専門職(言語聴覚士・理学療法士等)による支援
こんにちは、みかづき発寒です!
みかづき発寒では2024年4月より、専門職による支援を実施しています☆
言語聴覚士・理学療法士などの専門職が常勤しており、発達段階に合わせた支援を行います。
ことばの発達や発音(構音)、吃音等の訓練、相談も随時行っております!
まずは専門支援を実施するにあたり、それぞれのお子さんの状況を把握することが必要となり、みかづきで1日を過ごす中でも様々なことがわかります。
みかづきでのスケジュールは大まかにこのような流れになっています。
来所時に挨拶ができるか、来所時のルール(手洗い・連絡帳を出す等)を守ることができるか、その日の様子(体調・気分等)はどうかをまず確認します。
おやつの時間には、偏食、咀嚼の状態、舌での送り込み、食べこぼしなどの評価、座位姿勢やお菓子をつまむ手指巧緻動作、口回りの汚れを気にしているか等の衛生面の自己管理。
学習の時間には、「話す、聞く、読む、書く」「計算する」「推論する」などの学習障害にあたる部分がないかどうかを確認し、学習中の集中力はどれくらい続くのか、集中できない場合は何が原因かなどを探ります。
自由あそびの時間には一人でいることが多いのか、または自分から他者との交流ができるのか(大人との関わりが中心で、他の児童との関わりは難しいなど)を観察します。一人の活動を好む児童さんに関しても選択遊びにて他の児童さんとの関りを持ってもらうことで、必要なコミュニケーションスキルがあるのかどうかを観察します。
普段の遊ぶ様子で児童同士でルールを作ることや順番を交代する、物の貸し借りができるのか、怒り(感情)のコントロール、相手を思いやる声かけができるか等の対人スキルを評価し、小集団活動では不安の表出方法や勝ち負けへのこだわりなどを見ます。
遊びの内容の中で、想像性や創造性、また粗大運動能力や手先の巧緻性を見たり、遊びに集中(注意の持続)できるのか、衝動的に目に入ったものに注意が行ってしまい多様な遊びを転々と行っているのか、1つの遊びに固執してしまうのかを確認していきます。
パソコンの時間ではキーボードやマウス操作にて目と手の協応はどうか、プログラミングへの理解や視覚情報優位か、聴理解はどのくらいかなどを観察します。
これらは、理解力・判断力に困難さがあるのか、認知能力にアンバランスさがあるのか、行動コントロールに困難さがああるか、コミュニケーションや切り替えが苦手さがあるのか、運動面の不器用さを抱える協調運動障害の問題なのか、それぞれの特性を把握したうえで、利用児童の個々の機能面、能力面、社会面を評価し、どこに支援が必要かを総合的に判断し、専門支援の内容を検討しています。
これらを踏まえて上で、どの部分にどのような支援が必要かを具体的に判断し、グループ活動で必要な内容をスモールステップで学べるよう取り組んでいます。
次回にどのような支援内容を行っているかを具体的にお話させていただきますね☆
投稿日:2025年03月10日(月)