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ワーキングメモリ2~視覚化・構造化~

さて、前回の続きでワーキングメモリが弱いお子さんに対してどのような取り組みを行っているのか、具体的に説明していきたいと思います。

 

みかづき発寒の活動では、構造化・視覚化ということを大事にしており、特に日々の療育の中では以下の3つに気を付けながら行っています。

 

①前もって説明をしたうえで行う

前もってどんな活動を行い、どんなリスクがあるのかを説明します。子供たちは自分が予想していなかったことや急な予定変更に対して気持ちの切り替えができないことが多いです。とくに負けてしまった時、うまくいかなかった時に切り替えがうまくできないお子さんが多いです。負けると思って勝負する人はいないですしね・・・(^^;)

これから勝敗がつくゲームを行うが、負ける可能性もあること、スタッフ側は勝ち負けではなくみんながどのように相手に対して応援する声掛けを行ったり、アドバイスする行動など相手を思いやった行動ができるかどうかを見ていることを事前に伝えておきます。

じゃんけん一つでもそれを行って大丈夫かどうかはしっかりと判断します。

 

②忘れても確認できるような環境をあらかじめ用意しておく

下の写真のように今どのような活動を行っているのか、残り時間がどれくらいなのかをしっかりと見て確認できるようにしています。ホワイトボードでの全体への周知で認識できるのか、個別への配慮が必要なのかはそのお子さんそれぞれに合わせて対応しています。

次の活動への移行を自分で確認し、区切りをつけられるような工夫を行っています。

 

 

③注目すべき場所以外の刺激を入れない

みかづき発寒ではできるだけ物を少なくし、不必要な情報を極力少なくできるような環境設定を心がけています。

視覚刺激や聴覚刺激に対して過敏なお子さんも多く、おもちゃが目の前にあると活動中でも触りに行ってしまう子や人が周りで話していると気になってしまう子もいます。部屋ごとに床の色を変えることで何をする場所なのかを明確に判断できるようにし、しっかりとスペースを分けての活動を行っています。

また、おもちゃやギターなどが活動中に気になるお子さんがいる場合には目の届かない位置に移動したり隠したりすることで、刺激自体を少なくするような配慮を行っています。

 

こういった個々に合わせた対応を行っていき、成長してくるにつれて自分にどのような方法が合っていて続けていけるのか、実際の生活にどのように応用していくのかを相談しながら一緒に考えていけたらと考えています。

ぜひ一度見学にいらしてください(^-^)

 

投稿日:2023年03月03日(金)