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ワーキングメモリ2~視覚化・構造化~
さて、前回の続きでワーキングメモリが弱いお子さんに対してどのような取り組みを行っているのか、具体的に説明していきたいと思います。
みかづき発寒の活動では、構造化・視覚化ということを大事にしており、特に日々の療育の中では以下の3つに気を付けながら行っています。
①前もって説明をしたうえで行う
前もってどんな活動を行い、どんなリスクがあるのかを説明します。子供たちは自分が予想していなかったことや急な予定変更に対して気持ちの切り替えができないことが多いです。とくに負けてしまった時、うまくいかなかった時に切り替えがうまくできないお子さんが多いです。負けると思って勝負する人はいないですしね・・・(^^;)
これから勝敗がつくゲームを行うが、負ける可能性もあること、スタッフ側は勝ち負けではなくみんながどのように相手に対して応援する声掛けを行ったり、アドバイスする行動など相手を思いやった行動ができるかどうかを見ていることを事前に伝えておきます。
じゃんけん一つでもそれを行って大丈夫かどうかはしっかりと判断します。


②忘れても確認できるような環境をあらかじめ用意しておく
下の写真のように今どのような活動を行っているのか、残り時間がどれくらいなのかをしっかりと見て確認できるようにしています。ホワイトボードでの全体への周知で認識できるのか、個別への配慮が必要なのかはそのお子さんそれぞれに合わせて対応しています。
次の活動への移行を自分で確認し、区切りをつけられるような工夫を行っています。



③注目すべき場所以外の刺激を入れない
みかづき発寒ではできるだけ物を少なくし、不必要な情報を極力少なくできるような環境設定を心がけています。
視覚刺激や聴覚刺激に対して過敏なお子さんも多く、おもちゃが目の前にあると活動中でも触りに行ってしまう子や人が周りで話していると気になってしまう子もいます。部屋ごとに床の色を変えることで何をする場所なのかを明確に判断できるようにし、しっかりとスペースを分けての活動を行っています。
また、おもちゃやギターなどが活動中に気になるお子さんがいる場合には目の届かない位置に移動したり隠したりすることで、刺激自体を少なくするような配慮を行っています。


こういった個々に合わせた対応を行っていき、成長してくるにつれて自分にどのような方法が合っていて続けていけるのか、実際の生活にどのように応用していくのかを相談しながら一緒に考えていけたらと考えています。
ぜひ一度見学にいらしてください(^-^)
投稿日:2023年03月03日(金)
ワーキングメモリ
今日はワーキングメモリについて、絵心満載のイラストとともに話したいと思います(^-^)
発達障がいのお子さんの中にはワーキングメモリと呼ばれる脳の情報処理が苦手な子がいます。
これは脳の前頭前野と呼ばれる部分の働きで、サルなどの類人猿と人を比べた時に、他の脳の部分の大きさはほぼ変わらないのに比べ、前頭前野は5倍以上大きく、人が進化する中で大きく発達した部分と考えられています。

ワーキングメモリとは入ってくる情報を一時的に脳に保管し、必要な情報と不必要な情報をふるい分けし、断捨離する能力のことを言います。ワーキングメモリが弱いということは断捨離ができない状態なので、頭の中で情報があふれてしまい、必要な情報を見つけ出しにくいということがあげられます。

社会人になり仕事を行っていくうえでは一度に5~6個の記憶保持ができ整理する力があると困らないといわれていますが、発達障がいのお子さんの場合、1~2個程度という場合も少なくありません。
「これとこれと、あとこれもやっておいて!」と一度にたくさんの情報を言われると把握しにくく、最後のことを言われている時には最初に言われたことが抜け落ちてしまっており、「なんだったっけ?」となってしまいます。

お子さんの学校の生活でいえば、黒板を写しながら先生の話を聞き、問題を解くとなるとたくさんの情報が一度に入ってくるため情報処理が難しくなり、黒板を写すことが難しくなってしまったり、先生の話を聞けなかったりなどのことが起きてくることがあります。ADHDをもっている子供が学習障害を持っている割合が46%という研究結果もあり、情報処理の問題に加え、学習障害もある場合の勉強はさらに難易度の高いものになるでしょう。

さて、絵のクオリティーがどんどん下がってきたことが気にせず進めます。(笑)
また、不必要な情報を整理することができないので、スイッチの切り替えをうまくコントロールできず、今やっていることをなかなかやめられずに次の活動に移れない・切り替えができないというようなことにつながることもあります。

ワーキングメモリが弱いと頭の中で情報の処理がうまくできず、ぐちゃぐちゃになっている状態なので、指示に沿わせようとこちらの誘導を無理やり行ったり、情報を整理できていない中で次の指示を出してしまったりするとパニックになってしまい癇癪へつながる場合も少なくありません。
みかづき発寒で日々の療育で気を付けていることを次回具体的に説明していこうと思います(^-^)
余談ですが、今回自分でイラストを作成し、わかりやすく紹介しようと最初はウキウキで始めたものの、イラスト作成にとんでもない労力を必要としたため、今後はフリーの素材を多用しようと固く心に誓いました。(笑)
投稿日:2023年03月02日(木)
みかづき発寒のおしゃれポイントd( ̄  ̄)
みかづき発寒では子どもたちを出迎えるうえで、いくつもの興味をくすぐるような仕掛けをしています。
例えば玄関にはこんなモビールや模型が飾られています!!(๑>◡<๑)

見上げなくては視界に入らないので、緊張してみかづき発寒にはじめてきた時にはわからなかったものも、落ち着いて見渡すことで新たな発見ができます。もちろん活動時には見えないように配慮されているので、注意をそらしてしまうようなことはありません٩( ᐛ )و
この飛行機は実際に飛ばすこともできるように計算されて作られているんですよ♪ ちなみに残念ながら木のモビールともに非売品です…
ただ、今後は子どもたちの協力も得て、同じような作品や個性豊かな制作物をインターネットで販売していきますので、楽しみにしていてくださいね。
続いてはこちら!!

落ちている小枝に穴を開けて紐を通した壁飾りです。スタッフルームの扉の前に飾られています。他の部屋と区別できるようにこの飾りを目印にしてルールを決めたりしています。さまざまな形や色が織りなす表情はそれぞれ異なります。これは販売されていますd( ̄  ̄)w
→オンラインストアはこちら
最後は大人気、マインクラフトの武器です!! 窓際に飾ったりイベントの際に壁に飾ったりといろいろなところで活躍しています。ただし、硬いプラスチックでできているので、振り回して怪我をしないように扱い方には注意しています。
他にもたいまつ型のライトもあって、ゆらめく光でマイクラの世界に入ったかのような(?)雰囲気を味わうこともできます♪

普段はできる限り物を減らし、さまざまな用途で部屋を使いやすくしていますが、そんな中にもちょっとした工夫や楽しくなる仕掛けをしてありますので、ぜひご見学の際にはそのような発見を楽しんでみてくださいね。
投稿日:2023年02月28日(火)
理論と実践の間で
みかづき発寒ではスタッフの研修や学びの機会を確保して、理論や知識に基づく適切な支援を行えるように心がけていますが、いかに知識を持っていても、実際に子どもたちと対峙して効果的な働きかけをできるのかは、また別に実践経験が必要となることを日々感じています。
頭でっかちになって、理論は振りかざすけれどうまく子どもたちと関われない、子どもたちと楽しく過ごすことはできるけれど、そこに何の目的も根拠も持っていない。このようなバランスでは、せっかくのスタッフの力も最大限に発揮されることはありません。
そのため、このバランスを上手にとることができるよう、みかづき発寒では知識のインプットと同時に、実際のお子さんのことを想定してロールプレイをしてアウトプットするなどの機会も大切にしています。少しずつ、一人ひとりのお子さんの特性や世界観を理解しようと歩み寄ると、スタッフ間で試しに行う小集団活動の際に、この子はこの部分を気にするだろうなとか、こういうルールだとそのメンバーではトラブルが起きやすいかもなということが見えてきます。時に子どもたち側の視点に立つことで、見落としていたポイントが浮かび上がったりとスタッフの気づきになることも多くあります。
私たちは支援において、常に効果的なことだけやり続けられるわけではありません。(虐待や子どもの権利を侵害するものは論外ですが)
時に子どもたちとぶつかりながらも、その子にとって(大人と子ども、社会と子どもなど)より良い道を進んでいくことを目指します。
そんな時に、『この大人には認められたいな』とか『この人がいるから頑張れるな』と思ってもらえるようなつながりを作っておけるかが大切です。みかづき発寒では楽しみながら成長することをコンセプトとしていますが、自立に向けた必要なスキルを身につけていくことには妥協はしません。保護者の皆様のご意見や困りごとなどを確認しながら、子ども本人の思いをしっかりと支えていけるように力をつけていきたいと思います。ぜひ、そんなみかづき発寒の活動を見にお気軽にお越しくださいね。
投稿日:2023年02月24日(金)
地域とつながろう!! みかづき発寒の取り組み
早いもので、みかづき発寒は開設から半年経とうとしています。
多くのお子さんの契約をいただき、スタッフや他児との関係性も深まってきたと感じるエピソードも増えています。
ありがたいことに、開設当初に見学やご挨拶に行かせていただいた他事業所の方より、当事業所のコンセプトに合いそうなお子さんや施設の方針として受けることが難しい年齢に達したお子さんのご紹介があったり、計画相談に至っていないにも関わらず、導入段階で相談室の方よりみかづき発寒を勧めてくださったお子さんが見学にお越しいただき、契約をお決めになったりと、少しずつではありますが地域とのつながりを大切にしようと蒔いていた種が芽吹き始めたように思います。
他にも今後の支援のあり方を考える上で、学校の先生方とカンファレンスを行う機会や、就労移行支援事業所からの発達障がい等の診断を受けた方の職場体験、社会福祉士の資格取得に必要な現場実習の受け入れ、他のデイサービス スタッフを招いてのみかづきの支援の体験や見学、他事業所への講師派遣など、短期間に多くの経験をさせていただきました。
私たちは他事業所を競争相手ではなく、それぞれのできることとできないことを補完しあったり高めあえるような、連携体制を構築すべきお相手と考えております。そのような中、事業所の取り組みを認めてもらえるような言葉を聞けば素直に嬉しいですし、一人のお子さんについて、関わりを持つ多くの大人たちが一緒に頭を悩ませることができるような関係は頼もしく思えます。
みかづき発寒に通所するお子さんたちは多くの場合、他事業所も利用しています。
デイサービスのあり方も多様化する中、それぞれの事業所の特徴や差別化のポイントを理解し、複数の事業所に通えることは現行制度の大きなメリットであるようにも思います。同時に通所事業所の数が増えれば、それだけ支援の根幹となるそれぞれの子の評価や支援の軸を共有することは大変になってきます。それでも一人のお子さんを取り巻く社会資源の一つとして、横のつながりの重要性は今後増していくと思います。日々の関わりや送迎時の学校の門の前であっても、顔を見知っていたり、気軽にお話しができる関係性を築いていくことができたら素敵だなと考えています。
地域で暮らしながら、私たちの活動や支援を知ってもらう機会をつくったり、交流できるような場所づくりをしていきたいと思いますので、このブログを読んで、みかづき発寒にご興味を持っていただいたり、ぷらっとお茶でも飲みながらお話をしたくなったら、お気軽に遊びに遊びに来てくださいね。お待ちしております。
投稿日:2023年02月21日(火)
"知っておく"ということ
先日、私の母が怪我での長期入院を余儀なくされました。
我が家の中心は母だったため、家にいた家族は大混乱。
どこに何があるのか、どうしたらいいのかがさっぱりわからず、通帳1つ探し出すにも素晴らしい時間と労力を必要とすることとなりました。
他にも台所の物や冷蔵庫の中身など普段は母しか触らないであろう物は、まだストックがあるにも関わらずまた買われ、砂糖にいたってはさらに一袋追加されていました。
糖尿のけがある父は自分を砂糖漬けにすることを決めたようです。
0から知る・学ぶのと、知っていてやっていないのとは全く違うものだと改めて痛感させられる出来事となりました。
お子さんの成長に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。
お風呂掃除や料理のやり方、お金の使い方などさまざまなものを、全く知らない状態でできないのか、知っていてやらないのかは大きな違いがあります。
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「ちょっとお風呂のお湯を見てきてくれない?」とお子さんに頼んだとしましょう。
曖昧なニュアンスを捉えることが苦手なお子さんの場合は、本当にお湯だけ見てきます。
そこにお湯の量や温度を確認しなければならないという考えがありません。

そう言ったことを一から丁寧に教えて学ばせていく必要がありますが、関心のないものには全く興味を示さない、言っても聞かない・やらないお子さんも多いです。
それは、それをした先の自分のメリットが明確ではなく動機がないからです。
そして、教える方にも時間と労力がいりますし、自分がやった方が早いからとついつい代わりにやってしまいがちです。
そんな時に使えるのが報酬による動機づけで、動機づけには3種類あります。
①物による動機づけ
なにかをした先に物がもらえるという動機づけです。それはお菓子でもお金でもゲームができる時間でもなんでもいいです。
その子がその動機のためなら頑張れるものを報酬として与えます。

②賞賛による動機づけ
行った事に対して、褒めてあげる・認めてあげることでの動機づけです。これは賞賛する側の褒める・認めるスキルが必要となります。
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③内発的動機づけ
自分がどうやったら頑張れるのかを探し出す動機づけです。「1週間頑張ったらご褒美に焼肉に行く!」や「筋トレをしてスタイル抜群になったらかっこよく見えるから頑張ろう!」など自分で動けるものを探し出し、それを頑張った先に自分のための報酬があります。

動機があれば人は動くことができます。ご家庭で行うのにおすすめなのは、①の物による動機づけです。報酬を与える側にスキルが必要なく、考えるのも楽です。
②③ももちろん有効ですが、②は先ほども説明したように、賞賛する側の人のスキルが必要です。相手の良かったところ、認めるところを常に考えていなければならないので、気が抜けません。
③はある程度自我が確立し、自分自身と向き合う必要があるためお子さんに行うには難易度が高いものになります。
報酬による動機づけでよく心配されるのが、その報酬がなくなった時にやらなくなるのでは…ということでしょう。
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まずは報酬がもらえる状態でもいいので、やり方を知っておき、必要に迫られた時にできるということがとても大事です。
やり方さえ知っていれば、成長して大人になった時に自分で報酬を何にするのか考えられればいいだけとなります。
知らないからできないのか、知っていてやらないのかは社会に出て自立していく時にとても大きな違いになるでしょう。
報酬への考えは各ご家庭でさまざまな考え方があると思います。
ぜひ、お子さんもそれを支えるご家族も過ごしやすくなれるような方法を模索してみてください。
投稿日:2023年02月20日(月)
空間も上手に使って子どもたちの健やかな成長を!!
みかづき発寒の室内はできるだけスペースを有効に活用するために、間仕切りや物を置く棚は最小限にしてあります。
これは柔軟に活動内容をスタッフが創造できるようにと考えられています。
パソコンを主としたデイサービスと認識されて見学に来られるご家族が多い中、室内の開けた空間に驚かれることも多くあります。
みかづき発寒は放課後等デイサービスとしての届出のみをしており、未就学児童の通所がありません。そのため、放課後または学校の休業期間には約10名の児童が同じ時間帯に通所されることになります。小学生の高学年にもなると、体も大きくなり、それぞれのパーソナルスペースを確保できることも、落ち着いた時間を過ごすには必要な配慮だと思います。

支援者の心の余裕も空間の余裕と密接に関わっているようにも感じています。保護者のみなさんは自宅内の限られたスペースで子どもたちが騒ぐと苛立ってしまうのに、公園や広々とした屋外で同じような騒ぎ方をしていたとしても、微笑んでいられるような経験をしたことはないでしょうか?
さまざまな感覚が敏感であったり、こだわりの強いお子さんが集まると、距離が近すぎることでのトラブル頻度は高まります。もちろん子ども同士で解決できることが理想ですが、それが難しい場合、そこで『関わらない』という提示ではなく、適切な距離を自ら取ることを『選択できる』という環境としての余白を整えられるかは大変重要です。
体を動かすとなるとちょっと狭いですが、学校で頑張ったあとにリラックスしながらも、社会的に自立していくための大人や児童間とのコミュニケーションをとるにはちょうど良い空間であると思います。中学生になる児童のご契約も増えております。新年度に向けて、現在通所しているデイサービスを卒業しなくてはいけなくなった、年齢層が合わなくなってきたように思う、長い目で見て通所できる場所を探したいなどのご要望がありましたら、ぜひともご見学にいらしてください。

現在、火曜日と木曜日はすでに定員を満たしており、月・水・金のみ送迎場所に合わせた受け入れ検討ができます。
新年度の利用予約も多く、ご希望が集中する場合には利用までの待機期間が生じる可能性がありますので、お早めにご相談ください。
投稿日:2023年02月19日(日)
おもちゃを選択するときにスタッフが考えていること٩( ᐛ )و
こんにちは。今回はみかづき発寒にあるおもちゃについて、なぜそれを選んだのかをご紹介させていただきます。
時折、通所した際に楽しかったおもちゃとして自宅でおねだりして、ご家庭に導入されるケースもあるのですが、通所することのモチベーションにつながっていたおもちゃが手に入ってしまったことで、通所意欲が低下したり、一定の支援や配慮がある中で楽しめていた段階で、家庭では楽しめずネガティブな印象を持ってしまったということもありますので、ぜひお子さんからそのような話があがった際にはお気軽にご相談くださいね。
ではさっそく一つ目のおもちゃです!!

まずは言わずと知れた、『けん玉』です。
膝のクッションが大切であったりと、意外にも全身を使います。そして全身を使えるようになると、上達スピードが速くなります。体の軸や重心をイメージする必要もあるため、体幹を鍛えるのにも効果的!?
また、集中して一人でも取り組める遊びとなるため、適切な発散方法として、とても有効な【暇つぶし】ができます。
2つ目は…ジャジャン!

『パープレクサス』です。7つ揃えると願いが叶うボールに似た見た目のおもちゃです。中にある銀色の玉を傾けながら、立体迷路をクリアするものです。
空間把握能力をはじめ、重力が働く向きや球体の軸を考える必要があり、イメージ通りに手を小さく動かすなど繊細なコントロールも重要であるため、多くの感覚的な刺激を与えてくれます。
上手になってくると、水晶玉で占いをしていかのごとくなめらかな動きでかっこいい!
3つ目は…シャキーン!

『ドブル』です。どの絵札にも必ず同じマークが一つだけあるように作られており、その絵をコールしていくゲームです。
例えば、🕶を「ハンター」とか「タモリさん」と自分なりの表現でも他者に伝わればOKとしています。
情報処理の能力向上、発語機会の確保、比喩表現の幅を広げるなどに役立つと考えています。
固有名詞(ピカチュウやドラえもんなど)がない方が効果的だと思うので、みかづき発寒ではオリジナルをおすすめしています。
つづきましては…ピコーン!

『スピードカップス』です。絵札の縦横を判別し、カップをその色の順序で並べる、または重ねるおもちゃです。
視覚からの情報処理の向上、絵札を見て手元のカップを揃えるまでのワーキングメモリの強化につながると考えています。
「チン」と鳴らすことも楽しむエッセンスです。
そして、最後は…ダカ・ダカ・ダン!!

『クラスク』です。こちらは磁石と黄色の球を使った、エアホッケーのようなおもちゃです。
ゴールを決めること、自分のゴールに落ちないこと、白い磁石が自分にくっつかないように操作するなど、複数の情報処理やマルチタスクの要素がふんだんに盛り込まれています。
勝ち負けがはっきりする遊びでもあるため、そのような経験を楽しみながら積み重ねられるのも魅力の一つ。
清田・発寒ともにとても人気の高いおもちゃです。
このように、みかづき発寒ではおもちゃにも、子どもたちにどのような成長や経験を積んでほしいのかを明確に意図して導入しています。もちろん、大前提は大人も含めみんなで楽しく遊ぶことです。置いておくだけで子どもたちが自発的に遊ぶことも大切ですが、せっかくなら楽しみながらも成長できるきっかけがあった方がお得なはず٩( ᐛ )و
クラスクの勝負の前には一礼して相手を敬ったり、スピードカップスの並べ方の向きは左からでも右からでも順序が合っていればOKにしたりと、子どもたちの特性にあったルールや承認ポイントをスタッフ間で共有しています。
ぜひ、保護者の皆様はもちろんのこと、学校の先生や相談室、他事業所のみなさんも、お越しいただいた際にはぜひ、みかづき発寒の楽しみ方に触れていってほしいと思います。たくさんの方との出会いとつながりがありますことを楽しみにしております。お気軽にお越しくださいね♪( ´▽`)
投稿日:2023年02月17日(金)
みかづき発寒の療育準備 大公開!!
みなさんこんにちは。
札幌市西区にある放課後等デイサービスみかづき発寒の笠原です。
今日はみかづき発寒で過ごすお子さんの1日のスケジュールや活動内容がどのように決められているのかを紹介しようと思います。
みかづき発寒では各スタッフに日毎に役割分担が割り振られており、その中で「司会」を担当するスタッフが1日の流れの基盤を考えます。具体的には1日のスケジュール・小集団活動の内容・パソコンの時間の内容を決めています。
スケジュールの設定の進め方
各活動の順番や時間配分を利用するお子さんの到着時刻と照らし合わせながら決めていきます。
例えばおやつは全員集合してから食べるように設定するのか、それとも到着した人から食べるのかという点でも思考を巡らせて決めています。まだ利用期間が短いお子さんがいる場合はお友達とお話できる場を設けるという点で同じにする場合もありますし、学習の時間に行う勉強量が多いお子さんがいる場合には到着した時間ごとにおやつの時間にする場合もあります。
その他にも様々な部分に思考を張り巡らせて1日のスケジュールを決めています。
小集団活動の決め方
みかづきではイベント週間でない限り、1週間全く同じ活動を行うことはありません。
曜日によって運動が好きなお子さんが集まっている曜日や、謎解きやクイズなど頭を使った活動が好きなお子さんが集まっている曜日などその日のお子さんの特性に合わせて活動の内容や難易度を変えています。

上の写真は実際にスタッフが小集団活動を実践している場面です。
小集団活動は司会が内容を説明した後に、難易度設定や危険な部分はないかの確認のためスタッフ全員で実践することが多いです。
脳内で考えたことを利用するお子さんにやらせて終わりではなく、実際に自分たちも参加者側になることでルールの穴や疑問点に気づく事も多く、この時間は特に大切にしています。
パソコンの時間の決め方
毎日タイピング練習とscratchを行っているのですが、scratchで作る作品の内容は司会が決めています。
自分でブロックを組み合わせて作品を作り、動作確認したうえでどこまでお子さんたちに作ってもらうか・今日利用するお子さんの習熟度ではどのレベルが適しているのか等を考えて最終的に行う内容を決めています。
最近では、利用期間が長くscratchの仕様に慣れてきたお子さんもいるのでそのお子さんにスタッフの代わりに説明してもらう場を設けることで成功体験へ繋げることもあります。
最後に
これ以上は長くなってしまうため今回はここまでとさせていただきます。
ミーティングの時間の使い方や、実際に作成したscratch作品の詳細等お伝えしたい内容はまだまだありますので、また次回のブログにて紹介させていただきます。
投稿日:2023年02月16日(木)
感覚統合とは
みかづき発寒の桑原です。
今日は感覚統合についてお話させていただきます。
おそらく、「感覚統合」という言葉自体、あまり聞きなれない言葉でもあるかと思います。
イメージがつくように説明が出来ればと思います。
”感覚統合とは”

米国の作業療法士のAyresが
「あらゆる感覚情報が1つにまとまって整理すること」と報告し、
この理論は作業療法士が行うSI療法の実践指針となっています。
感覚には様々な種類があり、
〈自覚しやすい感覚〉触覚、聴覚、視覚、嗅覚、味覚
〈自覚しにくい感覚〉前庭感覚、固有受容覚
※前庭(バランスやスピード)、固有(筋肉や関節を使用)があります。
この7つの感覚を上手に統合されることで、
〇自分の身体をイメージできて把握できる
〇適切な動きや行動ができる
〇道具を使うことができる
〇モノに合わせた動きができる
〇コミュニケーションが取れる
これらの動作の獲得が出来るようになると言われています。
実は・・・
この感覚というのは、
赤ちゃんの頃から7つの感覚は携わっているが、
それらをうまく活用し正しく統合することはできないとされています。
たとえば・・・
口に入れて「食べられるもの」「食べられないもの」を仕分けるように、学習と発達が経験により行われていくのです。
つまり・・・
初めは寝たきりだが、寝返りからハイハイを覚えて移動し、掴まりながら、座ったり立ったりすることが出来る様になっていきます。
これも道具を利用したり、遊びを通して学んでいくのです。
ということは・・・
「多くの時間や道具を利用しながら学習し、発達し、成長していく。」ということができます。
感覚統合の獲得
感覚統合の獲得には4つの段階から成り立つとされています。
…第1段階:基本的な感覚系の統合
基本的な感覚とは「触覚」「前庭覚」「固有受容覚」の3つから構成される。
…第2段階:感覚と運動の統合能力の獲得
眼球運動のコントロールが上手くなり、利き手が発達し、
身体ボディイメージの全体像と部位の認識、色々な部位の協調使用を行う
能力が伸び、身体をうまく使えるようになる。
…第3段階:知覚運動の協応
視覚・聴覚の識別能力が伸び、話す・聞くなどの言語能力が発達し、
視覚と身体運動の連携が上手くなり、
様々な知覚運動が協応して目的を持った行動を取る。
…第4段階:学習・運動能力の獲得
自信や自尊心が芽生え注意力の調整など自身を
セルフコントロールする能力が伸び複雑な運動や秩序が取れた行動をするようになる。

具体的な関わり
①じっとできない、椅子をガタガタする等
〇なぜ
バランス感覚や筋肉や関節運動に対する感覚が足りず、大きな振動(強い刺激)を入れることで「心地よい」と
感じています。
〇リハビリテーション
トランポリンやハンモック、ブランコなど大きな揺れを感じながら前庭覚や固有受容覚へ刺激を入れていきます。
〇家では
食卓の椅子をバランスボールに変える、回転いすに座らせて回す、布団の上でゴロゴロ回転するなどが有効です。
②友達を強くたたいたり、押したりする
〇なぜ
3つの感覚すべてが足りないため力加減ができない状況です。
〇リハビリテーション
相撲ごっこや木登り、走る/止まるを繰り返す、だるまさんがころんだ、ツイスターなど身体を動かす。
〇家では
筋肉や関節の感覚を動かす活動を取り入れてみる。
③特定の肌触りの服に執着する
〇なぜ
「触覚」の感覚が足りていない状態です。
〇リハビリテーション
子供が「心地よい」とされるスポンジやブラシを手掌や足底へ撫でる、砂遊びや水遊びなどの環境活用。
〇家では
食器洗い(スポンジや水の使用)、スライムなどが取り入れてみてください。
今日は「感覚統合」についてお話をさせていただきました。
少しでも読んでくださっている方のためになれば嬉しく思います。
放課後等デイサービス みかづき発寒
桑原
投稿日:2023年02月14日(火)








