カテゴリー: お知らせ

新学期✨

こんにちは、みかづき発寒です!

 

新学期になり、新しい学年・学校に上がったお子さんたち、おめでとうございます😊

 

みかづきに来てくれるお子さんたちの顔も心なしかお兄さん、お姉さんになった気がします!

 

キラキラした表情や中学生になり、新しい綺麗な制服を嬉しそうに見せてくれるお子さんたちを見て、スタッフ一同とても嬉しく感じています♪

 

さて、新年度になり気持ちの揺れ動きが多くなるのもこの時期の特徴といえます。

新年度はたくさんの変化が起こります。

新しい先生やクラスのお友達、新しい教室や新しい学校、たくさんの環境の変化に、お子さんたちもワクワクしたりドキドキしたりとさまざまな気持ちの変化があるかと思います。

 

そのドキドキもワクワクも気持ちが変化することに対して、人間は誰でもストレスを感じます。

そんなストレスを感じると体調や行動の変化として出てくるお子さんも少なくありません。

 

ストレスとパフォーマンスについて調べた有名な理論があります。「ヤーキーズ・ドットソンの法則」といい、心理学者のロバート・ヤーキーズとJ.D.ドットソンがネズミを用いた実験から見つけた法則です。

 

ヤーキーズ・ドットソンの法則とは?最適な緊張感が最高のパフォーマンスをもたらす

 

適度なストレスは交感神経系を目覚めさせ、判断力や行動力を高めパフォーマンスを向上させます。

 

ですが、ストレスがかかりすぎると心身ともに疲れが溜まってきます。心の疲れは見えにくいので、「体が疲れてきた」と感じたら心も体もストレスがかかっているサインです。

 

 

〇体の疲労のサイン

体が常にだるい

食欲が減った、または増えた

頭痛や腹痛、吐き気やめまいがある

なかなか起きられない、または寝られない

チック(不規則で突発的な体の動きや発声が、本人の意思とは関係なく繰り返し起きてしまう症状)が見られる

 

疲れている子供のイラスト(男の子) | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

〇心の疲労のサイン

イライラしやすくなる

怒りっぽくなる

落ち込みやすくなる

感情の起伏が激しくなる

 

いろいろな文字付きの表情のイラスト(女性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

〇日常生活でのサイン

いつもより甘えたりおしゃべりになる

態度が乱暴になる

口数が少なくなる

自分を否定するような発言をする

よく泣く

爪を噛む

落ち着きがなくなる

母親に甘える男の子のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

などなど、そのお子さんそれぞれによって出てくる症状は様々です。

そんな時の具体的な対処方法として以下のことがあげられます。

 

 

〇体を動かす

疲れている体にムチをうつようなストイックな運動ではなく、軽く行える運動で、子どもが好きなスポーツや公園で遊ぶなど気持ちを発散できるような運動がベストです。外出が難しい場合は自宅でストレッチ、ゲーム機を使ったエクササイズなど保護者の方も一緒に楽しんで行えるような内容のものがおすすめです!

 

〇工作や料理をする

手を動かして色々なものを作るのも、ストレス発散につながります。ダンボールや厚紙を使っての工作などの創作活動。コロナが落ち着いてきたので体験教室など様々な活動が再開されてきています!ぜひお子さんと一緒に興味のあるものを検索してみてください!

一緒に料理やお菓子を作ってみるなんていうのもいいかもしれません♪

 

不安や緊張、ドキドキ・ワクワクによるストレスは適度なものなら全く問題ありませんが、過度に感じてしまうと新しい体験へと踏み出すことを妨げ、せっかくの成長の機会も生かされません。

 

 

みかづき発寒ではそういったお子さん一人一人の心の揺れ動きにも対応できるように日々の活動内容を考えて行なっています。

また、お子さんだけではなく保護者の方たちの支えにもなれればと思っております。

困ったことがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね♪

 

投稿日:2023年04月26日(水)

小集団活動の様子

こんにちは。
みかづき発寒の桑原です。

今日はみかづき発寒で行っている小集団活動をいくつかご紹介させて頂きます!!

 

9マスおにごっこ

その名の通り、9マスを用いてのおにごっこになります!
1,2,3!!のタイミングで1マスずつ(上下左右)に飛んでオニから逃げます!
オニ役、逃げる役ともに1マスずつしか飛べない中で同じマスに止まってしまうとアウトです!

瞬時にどこに逃げるか?ということを考え、オニに捕まらない様に判断しなければいけないゲームです。
瞬間的な判断や先の見通しを持った動きをすることで、子どもたちの思考に働きかけることや
1マスしか移動できないことで足の速さに自信がないお子さんでも楽しく活動することができます!

 

サークルおにごっこ

円をつくってその周りを走り周ります!
直線ではないため、身体の使い方や逃げる方向、オニの動きを見ながら逃げるという注意を働かせることが必要となります。
逃げることに必死になるとオニが反対の動きをしますし、サークルから離れすぎるとアウトになるため、距離感やオニの動きを見るなどタスクが重なることで多重課題に対して働きかけることができます。
オニ役はスタッフが担いましたが、オニはくじ引きで決めたため、連続してあたったスタッフはヘロヘロです!

 

ボール拾いゲーム

スタッフが中心に入り、紐を括り付けたクッションを回します。スタッフの足元にあるボールを制限時間内に全て自分のボックスへ運ぶことができるかを競うチーム戦となります。
チーム戦のため、個数を競うのではなく、みんなで達成するという目標を設定し、自分が出来なくても他のお子さんが運ぶことができることで、「大人に勝つ」という達成感を連帯して味わうことができます!

 

人間知恵の輪

複数人で手を繋ぎ、絡み合う手を解いて最終的には円になることができれば成功です!
誰がどこを抜けるのか、どういった絡み方をしているのかを予測しながら、コミュニケーションを図ることができるため、回路を予測する力やその予測した内容を「伝える」という言葉の表出を楽しみながら促すことができます!

 

今日ご紹介した小集団活動はほんの一例です。

一つ一つの活動にしっかりと意味を持ちながら、その意味が的確に療育に反映されるよう、これからも楽しい活動をたくさん準備していきたいと思います!

新年度が始まり、新しいお子さまも増えております!
あと数枠ではございますが、若干名空きがございますので、ご見学・ご相談でお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡願います!

 

投稿日:2023年04月14日(金)

春休み企画!円山動物園へ行こう!

みなさんこんにちは!

札幌市西区にある放課後等デイサービスみかづき発寒の笠原です。

 

気が付けば3月も終わり、だんだんと温かい時間が増えてきましたね。

そんな中みかづき発寒では春休みレクということで、3月31日にみんなで円山動物園に行ってきました!

いつもより少し早めにお迎えに行ってみかづきに集合し、スタッフの動物園に行くときのお約束と今日の流れの説明を聞いていざ円山動物園へ!

 

色々な曜日のお子さんが集まっているため、はじめましてのお友達もいましたが、緊張する様子もなくみんなでお喋りしながら楽しい車内でした。

約20分ほど車に揺られて円山動物園へ到着。

入口が見えてきた時点でもう子供たちの目はキラキラ輝いています。

 

入り口でスタッフの方からパンフレットをもらい、みんなで一緒に見学開始です。

「前に円山動物園に来たことがあるんだ!」

「爬虫類館見に行きたいんだよ!」などなど、みんなでお喋りしながら園内を歩きます。

最初に見えてきたのは大きなキリン!

遠くからでもわかるその大きさにスタッフ含めてみんなテンションがあがります。

途中で見つけた円山動物園の看板の前で記念撮影もしました!

続いてゾウ舎

ホッキョクグマ館など順番に見て回っていきました。

円山動物園を回る途中で清田区にあるみかづきとの春休みの合同企画として、みかづき発寒から清田のお友達へ向けた動物クイズを行いました!

ビデオ通話を通じてみかづき発寒の子供たちが問題文を読み上げたり、手話ができるお友達が手話で答えのヒントを出したり、正解発表の際にはみんなで〇か×かを手で教えてあげたりと一生懸命協力して企画を盛り上げてくれました。

今まで子供同士の交流機会はありませんでしたが、嫌がる様子もなくむしろ積極的に取り組んでくれたのでとても楽しい時間になりました。

 

始めましてのお友達もいる中で、しっかりとルールを守って楽しい時間を壊さないようにしようという気持ちで、お互い協力して過ごす様子がみられてとてもうれしい気持ちになりました。

 

円山動物園から戻ってきてからは今日の感想をパソコンで打ち込んでもらいました。

ローマ字入力が苦手なお子さんも、ローマ字表を見ながら一生懸命打ち込み楽しかったこと・面白かったことを文章にしてスタッフに伝えてくれました!

どのような感想になるかドキドキしながら見ていましたが、みんな楽しい気持ちで終えてくれたようでとても安心しました。

 

前回の水族館へのお出かけの反省点を活かして今回の動物園へのお出かけを企画しましたが、なによりも子供たちの素敵な行動に助けられた1日でした。

初めましてのお友達へも緊張することなく挨拶できたり、気が付けば仲良く笑いあいながらお話していたり、苦手な動物がいるところではその気持ちをスタッフに伝えて一緒に外で待機したりとみかづき発寒の中だけでは見ることができない色々な一面をみることができました。

今回の参加者は曜日で調整したため、参加できなかったお子さんもいます。
ぜひ、このような機会を今後も作っていきたいと思います。

現在、たくさんのご相談を頂いております。
利用可能枠も残りわずかとなっておりますので、ご検討中の方がいらっしゃいましたら、
お気軽にお問合せ願います!

投稿日:2023年04月04日(火)

春休み✨

こんにちは、みかづき発寒です!

 

3月は卒業シーズンですね(^-^)

卒業したお子さんたち、おめでとうございます!

 

みかづきに通っているお子さんたちは、春休み期間中のため、いつもより早めに来てくれていました!

時間がゆっくり過ごせるということもあり、自分たちのおやつを自分で作るべく、クレープ作りや卒業祝い、公園への外出などのたくさんの活動企画を行いました(*^^*)

 

ホットケーキミックスと牛乳を混ぜて作り、バナナを切って、好きな材料をトッピングしています!

 

 

クレープ作り

 

普段は食べるだけでその他は父さんお母さんがやってくれていることでも自分でやってみると、いろんな工程があり様々な工夫が必要になることを実際にすることで体験できます!

洗い物もしっかりと自分でやってもらいました!

 

 

卒業イベントでは、桜の花をみんなで切って一本の大きな桜の木を作り上げています!

みんなでデコレーションケーキを思い思いに飾りつけておいしくいただきました☆

 

 

外出では近くの公園に行き、元気に遊びまわっています!

鬼ごっこでは、まず大人が先にギブアップしてしまうぐらい子どもたちは元気です!

 

様々な企画を考えてお子さんたちが楽しめるように取り組んでいます!

投稿日:2023年03月30日(木)

みかづきの小集団活動

こんにちは、みかづき発寒です(^-^)

 

みかづき発寒ではパソコンの活動を取り入れており、パソコンだけの活動を行っているの?と思われてしまいがちですが、1日の中では小集団活動や自由あそび、選択あそびなどのたくさんの活動を行っています!

 

みかづきで行っている小集団活動をいくつかご紹介したいと思います☆

 

1つ目はみかづきでも大人気のモルック!

フィンランド発祥のスポーツで年齢問わず楽しめるスポーツです。

正式なルールは、モルックを投げて倒れたスキットルの本数または1本倒れた場合は表示されている数字によって、50点ピッタリになるまで得点した方が勝ちというとてもシンプルなルールです。 ただし、50点を超えてしまった場合は、25点へ減点され、ゲームが継続されます。

正式なスキレットは木でできていますが、みかづきではペットボトルで手作りしています!

ルールも本来は50点のところを30点にするなど、それぞれの活動に合わせて変更しながらお子さんたちが楽しめるように行っています。

足し算引き算の計算も必要になるので頭の体操にもなります(^^♪

 

 

2つ目はころころボール!

昔のVS嵐でやっていた内容を参考にしています!

障害物に当たりながら方向転換して転がってくるボールを箱でキャッチするゲームです。

右や左に動く方向をアドバイスする声掛けも大事になってくるので、みている方も飽きずに参加することができます!

 

     

↓※クリックすると動画と音が流れるのでご注意ください

コロコロボール動画

 

3つ目は9マス鬼ごっこ!

9マスの中での鬼ごっこで、3拍子のタイミングで一度ジャンプして他のマスに移動し、鬼と同じマスにとまると負けになってしまいます。

縦と横に移動できますが、鬼がどこに行くか、自分がどこに移動すれば捕まらないかを予想しながら移動するため頭脳戦ともいえます!

運動するのが苦手なお子さんでも、ジャンプをして1マス移動するだけなので、楽しみながら活動することができます!

  

↓※クリックすると動画と音が流れるのでご注意ください

9マス鬼ごっこ動画

 

小集団活動の中では勝ち負けがつくものやチームワークが必要なものなど、さまざまな目的をもって行っています。

その児童さんがそれぞれどのような子なのか、ということも大事ですが、集団という何人かの人数になった時にその曜日のお子さんたちの全体をみて、みんなで達成感を得るためにはどうしたらいいのかを考えながら内容を検討しています。

 

プログラミングももちろんですが、そのほかの内容も療育という観点からしっかりと考えたうえでの1日の流れとなっています!

 

投稿日:2023年03月17日(金)

みかづきで作った作品を見てみよう!

みなさんこんにちは。

札幌市西区にある放課後等デイサービスみかづき発寒の笠原です。

今までscratchについて文面上でお話する機会はありましたが、お見せする機会はなかったため今日は実際にパソコンの時間に子供たちと一緒に作成したscratch作品の紹介をしようと思います。

 

 

こちらは題名の通り野球ゲームとなっています。(上の画像をクリックすると開きます)

この作品ではボールと、バッターそれぞれにプログラミングが組まれています。

1から説明すると文面上ではうんざりする長さになってしまうので、各プログラミングを簡単に説明させていただきます。

 

バッターのプログラミング

バッターのプログラミングは至ってシンプルです。
スペースキーが押された時に、バッターのコスチュームを切り替えてまるでバットを振っているように見せています。
ここで大切な部分は切り替えを指示するブロックを付けるだけでなく、自然に見えるように次のコスチュームへ切り替える間の時間を設けて滑らかさを演出しています。

 

ボールのプログラミング

ボールのプログラミングは大きく3つに分かれていて①と②、②と③が連動しています。

①ボールが毎回同じ場所から投球されるようにスタートの位置を固定して、②のプログラミングへ向けてメッセージ(手紙)を送る。

②先に①から送られてきたメッセージ(手紙)を受信し、バッターに向かってボールを動かす。そして、ボールとバットが当たったなら「カキンッ!」という音を鳴らしてマウンド側へボールが打ち返される。もしも当てることができずに通り過ぎてしまった場合は、ゲームを止める(失敗)。

③ボールを打ち返せずに失敗してしまった時に、指定のボタンを押せば②にメッセージを送ってボールをスタート位置に戻してすぐにやり直すことができる。

バッターとボールそれぞれのプログラミングが組み合わさって一つの作品ができあがっています。

 

ここまで読むと「難しそうだなぁ…」と感じた方も少なくないと思いますが、みかづき発寒で実際に子供たちと行う場合は、一度に作るプログラムの量を調整して2回に分けたり、作ってもらうプログラムは②のみにして残りは完成させておくなど、その曜日のお子さんの習熟度に応じて作る量を変えています。

また、どのような言葉で説明するのがわかりやすいのか、画面に映し出しながら進めたらどうかなど量だけでなく、説明の仕方や見せ方も話し合いや相談をしたうえで決めています。

 

 

 

投稿日:2023年03月13日(月)

ワーキングメモリ2~視覚化・構造化~

さて、前回の続きでワーキングメモリが弱いお子さんに対してどのような取り組みを行っているのか、具体的に説明していきたいと思います。

 

みかづき発寒の活動では、構造化・視覚化ということを大事にしており、特に日々の療育の中では以下の3つに気を付けながら行っています。

 

①前もって説明をしたうえで行う

前もってどんな活動を行い、どんなリスクがあるのかを説明します。子供たちは自分が予想していなかったことや急な予定変更に対して気持ちの切り替えができないことが多いです。とくに負けてしまった時、うまくいかなかった時に切り替えがうまくできないお子さんが多いです。負けると思って勝負する人はいないですしね・・・(^^;)

これから勝敗がつくゲームを行うが、負ける可能性もあること、スタッフ側は勝ち負けではなくみんながどのように相手に対して応援する声掛けを行ったり、アドバイスする行動など相手を思いやった行動ができるかどうかを見ていることを事前に伝えておきます。

じゃんけん一つでもそれを行って大丈夫かどうかはしっかりと判断します。

 

②忘れても確認できるような環境をあらかじめ用意しておく

下の写真のように今どのような活動を行っているのか、残り時間がどれくらいなのかをしっかりと見て確認できるようにしています。ホワイトボードでの全体への周知で認識できるのか、個別への配慮が必要なのかはそのお子さんそれぞれに合わせて対応しています。

次の活動への移行を自分で確認し、区切りをつけられるような工夫を行っています。

 

 

③注目すべき場所以外の刺激を入れない

みかづき発寒ではできるだけ物を少なくし、不必要な情報を極力少なくできるような環境設定を心がけています。

視覚刺激や聴覚刺激に対して過敏なお子さんも多く、おもちゃが目の前にあると活動中でも触りに行ってしまう子や人が周りで話していると気になってしまう子もいます。部屋ごとに床の色を変えることで何をする場所なのかを明確に判断できるようにし、しっかりとスペースを分けての活動を行っています。

また、おもちゃやギターなどが活動中に気になるお子さんがいる場合には目の届かない位置に移動したり隠したりすることで、刺激自体を少なくするような配慮を行っています。

 

こういった個々に合わせた対応を行っていき、成長してくるにつれて自分にどのような方法が合っていて続けていけるのか、実際の生活にどのように応用していくのかを相談しながら一緒に考えていけたらと考えています。

ぜひ一度見学にいらしてください(^-^)

 

投稿日:2023年03月03日(金)

ワーキングメモリ

今日はワーキングメモリについて、絵心満載のイラストとともに話したいと思います(^-^)

 

発達障がいのお子さんの中にはワーキングメモリと呼ばれる脳の情報処理が苦手な子がいます。

 

これは脳の前頭前野と呼ばれる部分の働きで、サルなどの類人猿と人を比べた時に、他の脳の部分の大きさはほぼ変わらないのに比べ、前頭前野は5倍以上大きく、人が進化する中で大きく発達した部分と考えられています。

 

 

ワーキングメモリとは入ってくる情報を一時的に脳に保管し、必要な情報と不必要な情報をふるい分けし、断捨離する能力のことを言います。ワーキングメモリが弱いということは断捨離ができない状態なので、頭の中で情報があふれてしまい、必要な情報を見つけ出しにくいということがあげられます。

 

社会人になり仕事を行っていくうえでは一度に5~6個の記憶保持ができ整理する力があると困らないといわれていますが、発達障がいのお子さんの場合、1~2個程度という場合も少なくありません。

 

「これとこれと、あとこれもやっておいて!」と一度にたくさんの情報を言われると把握しにくく、最後のことを言われている時には最初に言われたことが抜け落ちてしまっており、「なんだったっけ?」となってしまいます。

 

お子さんの学校の生活でいえば、黒板を写しながら先生の話を聞き、問題を解くとなるとたくさんの情報が一度に入ってくるため情報処理が難しくなり、黒板を写すことが難しくなってしまったり、先生の話を聞けなかったりなどのことが起きてくることがあります。ADHDをもっている子供が学習障害を持っている割合が46%という研究結果もあり、情報処理の問題に加え、学習障害もある場合の勉強はさらに難易度の高いものになるでしょう。

 

さて、絵のクオリティーがどんどん下がってきたことが気にせず進めます。(笑)

 

また、不必要な情報を整理することができないので、スイッチの切り替えをうまくコントロールできず、今やっていることをなかなかやめられずに次の活動に移れない・切り替えができないというようなことにつながることもあります。

ワーキングメモリが弱いと頭の中で情報の処理がうまくできず、ぐちゃぐちゃになっている状態なので、指示に沿わせようとこちらの誘導を無理やり行ったり、情報を整理できていない中で次の指示を出してしまったりするとパニックになってしまい癇癪へつながる場合も少なくありません。

 

みかづき発寒で日々の療育で気を付けていることを次回具体的に説明していこうと思います(^-^)

 

 

余談ですが、今回自分でイラストを作成し、わかりやすく紹介しようと最初はウキウキで始めたものの、イラスト作成にとんでもない労力を必要としたため、今後はフリーの素材を多用しようと固く心に誓いました。(笑)

投稿日:2023年03月02日(木)

みかづき発寒のおしゃれポイントd( ̄  ̄)

みかづき発寒では子どもたちを出迎えるうえで、いくつもの興味をくすぐるような仕掛けをしています。

例えば玄関にはこんなモビールや模型が飾られています!!(๑>◡<๑)

 

見上げなくては視界に入らないので、緊張してみかづき発寒にはじめてきた時にはわからなかったものも、落ち着いて見渡すことで新たな発見ができます。もちろん活動時には見えないように配慮されているので、注意をそらしてしまうようなことはありません٩( ᐛ )و

 

この飛行機は実際に飛ばすこともできるように計算されて作られているんですよ♪  ちなみに残念ながら木のモビールともに非売品です…
ただ、今後は子どもたちの協力も得て、同じような作品や個性豊かな制作物をインターネットで販売していきますので、楽しみにしていてくださいね。

 

続いてはこちら!!

 

落ちている小枝に穴を開けて紐を通した壁飾りです。スタッフルームの扉の前に飾られています。他の部屋と区別できるようにこの飾りを目印にしてルールを決めたりしています。さまざまな形や色が織りなす表情はそれぞれ異なります。これは販売されていますd( ̄  ̄)w
→オンラインストアはこちら

 

最後は大人気、マインクラフトの武器です!! 窓際に飾ったりイベントの際に壁に飾ったりといろいろなところで活躍しています。ただし、硬いプラスチックでできているので、振り回して怪我をしないように扱い方には注意しています。
他にもたいまつ型のライトもあって、ゆらめく光でマイクラの世界に入ったかのような(?)雰囲気を味わうこともできます♪

 

 

普段はできる限り物を減らし、さまざまな用途で部屋を使いやすくしていますが、そんな中にもちょっとした工夫や楽しくなる仕掛けをしてありますので、ぜひご見学の際にはそのような発見を楽しんでみてくださいね。

 

 

 

 

 

投稿日:2023年02月28日(火)

理論と実践の間で

みかづき発寒ではスタッフの研修や学びの機会を確保して、理論や知識に基づく適切な支援を行えるように心がけていますが、いかに知識を持っていても、実際に子どもたちと対峙して効果的な働きかけをできるのかは、また別に実践経験が必要となることを日々感じています。

 

頭でっかちになって、理論は振りかざすけれどうまく子どもたちと関われない、子どもたちと楽しく過ごすことはできるけれど、そこに何の目的も根拠も持っていない。このようなバランスでは、せっかくのスタッフの力も最大限に発揮されることはありません。

 

そのため、このバランスを上手にとることができるよう、みかづき発寒では知識のインプットと同時に、実際のお子さんのことを想定してロールプレイをしてアウトプットするなどの機会も大切にしています。少しずつ、一人ひとりのお子さんの特性や世界観を理解しようと歩み寄ると、スタッフ間で試しに行う小集団活動の際に、この子はこの部分を気にするだろうなとか、こういうルールだとそのメンバーではトラブルが起きやすいかもなということが見えてきます。時に子どもたち側の視点に立つことで、見落としていたポイントが浮かび上がったりとスタッフの気づきになることも多くあります。

 

私たちは支援において、常に効果的なことだけやり続けられるわけではありません。(虐待や子どもの権利を侵害するものは論外ですが)

時に子どもたちとぶつかりながらも、その子にとって(大人と子ども、社会と子どもなど)より良い道を進んでいくことを目指します。
そんな時に、『この大人には認められたいな』とか『この人がいるから頑張れるな』と思ってもらえるようなつながりを作っておけるかが大切です。みかづき発寒では楽しみながら成長することをコンセプトとしていますが、自立に向けた必要なスキルを身につけていくことには妥協はしません。保護者の皆様のご意見や困りごとなどを確認しながら、子ども本人の思いをしっかりと支えていけるように力をつけていきたいと思います。ぜひ、そんなみかづき発寒の活動を見にお気軽にお越しくださいね。

投稿日:2023年02月24日(金)