挑戦への意欲が高まってきた!! 2023年のみかづきチャレンジ
こんにちは、管理者の小林です。
以前にもみかづきチャレンジのご紹介をさせてもらいましたが、改めてその内容をお伝えしたいと思います。
みかづきチャレンジは毎月更新されていく、スタッフから提示された課題をクリアすると賞状をもらうことができる取り組みです。
当初はできるか不安であったり、挑戦することを恥ずかしいと思っていた子どもたちも、一人また一人とクリアして賞状を受け取る他児の姿を見て、最近では積極的にチャレンジすることを宣言する様子が頻繁に見られるようになりました♪( ´▽`)
保護者の皆様からみると、時に些細なことであるかもしれませんが、子どもたちにとって『認めてもらう機会がある』ということは自尊感情を高めることにつながっていると感じています。
スタッフが手本を見せることができるようにと、子どもたちが通ってくる時間の前に一生懸命けん玉を練習したり、どのくらいの身体的な負荷がかかるかなど、筋肉痛になることも厭わずに試しています٩( ᐛ )و
また、練習が必要なことだけでなく、運を味方につけることでクリアできる内容も含まれており、挑戦する頻度さえ高めていけば賞状をもらえる可能性も増えていくという工夫もしています。
時に見学に来たお子さんが夢中になって挑戦しようとする姿が見られたりと、子どもたちの意欲を高めたり、承認欲求を満たしたり、失敗することへの抵抗を減らすことにも役立っています。最近では、1日に複数枚の賞状を持ち帰る凄腕チャレンジャーも現れるようになり、それを見て「自分もできるかも」と続いて挑戦するお子さんも増えてきました。
正しい評価や認めてもらう経験を積んでいくと、不思議とそのポジティブな雰囲気は集団全体に広がっていきます。みかづき発寒ではその雰囲気や場の力(よく空気とも呼ばれている)を上手に使っていきたいと考えています。
このブログを見たみなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね。
投稿日:2023年01月10日(火)
子どもたちにとっての過ごしやすさとは何かを考える
みかづき発寒では、子どもたちの過ごしやすさとは何かということをいつも念頭に入れて日々の支援にあたっています。
さまざまな特性を持つお子さんが多い中、すべてにとって最適な環境を整えられるとは限りませんが、「自由」と「設定」の認識にはより一層注意を払っています。
基本的に子どもたちは何か指示されたり、やらされていると捉えられる事象については窮屈に感じ、抵抗したり逃避しようとする態度を示すことが多いようです。私たちが提示する『選択あそび』や『小集団活動』に対しても同様の反応が見られることがあります。ただし、その時間すらも楽しくしたり、期待を抱かせる仕掛けをスタッフが考えることで前向きに参加できることもあります。
それでも、自分の好きな遊びをすることで気持ちを発散できたり、特定のおもちゃで遊ぶことを楽しみに通ってくるお子さんもいるため、私たちも『自由あそび』の時間を積極的に取り入れています。しかし、この『自由あそび』というものが意外とスタッフにとっては難しかったりするのです。円滑にコミュニケーションをとることや自分の欲求を上手に伝えることが苦手なお子さんも多いと、本当に『自由』に過ごしてもらうと、予期せぬトラブルやネガティブな経験をしてしまうことが多々あります。
そして、そうならないようにポジティブで楽しい時間を子どもたち同士で作り出せるかが、スタッフの腕の見せ所になるのです。
ある程度、どの子が何の遊びを好んでいるかや、動的な遊びと静的な遊びをうまく誘導したり、スタッフが一緒にその遊びの輪の中に入って子ども同士で関わりを持てたことを嬉しく感じるような働きかけをしたりしています。
放課後等デイサービスは学校よりも比較的小集団で活動や支援をできることにメリットがあります。しかしながら、集団の中でも「個」に目を向けて一人ひとりへの支援が片手落ちにならぬように寄り添ったり、「個」の特性を融合、調和をさせて一つの集団を形成していく経験を持つように働きかける視点が重要であると考えています。
そのような関わりを継続していることもあってか、楽しみながらも多くの保護者の皆様より「行動の切り替えがうまくなった気がする」、「自分の気持ちを言葉で伝えようとしてくれることが増えた」、「みかづきでは乱暴な言動をしていないようで安心しています」などのお声をいただく機会が増えました。みかづき発寒でだけできていれば良い訳ではなく、その正の言動や振る舞いが社会生活の中でも汎化できるようにしていくことが大切ですが、最初のステップとしては通所してくる子どもたちが、他のコミュニティで「不適切」とされる言動を『しなくても良い』(それらの言動には子どもたちなりの注意喚起や本質的なニーズを満たしてほしいというニーズが隠されていると捉える)場所にしてあげることが、子どもたちにとっての過ごしやすさになるのではないかと考えています。
すぐに成長や育ちに直結する関わりができることをお約束できるわけではありませんが、保護者の皆様と一緒に悩みながら試行錯誤することはできると思っています。ぜひ、お気軽にご相談くださいね。
投稿日:2023年01月09日(月)
マインクラフトを使った活動とコミュニケーション
みかづきではScratchを使用したプログラミングのほかにも、子どもたちに大人気のマインクラフトも活用しています。マインクラフトは簡単に言うと、コンピュータ内で行うレゴのようなイメージで、それぞれのお子さんが想像した世界を表現したり、お友達と協力しながら冒険や目的に向けての活動を行うことができます。比較的自由度の高いゲームですが、それゆえに複数名(マルチプレイ)をすると、他児がつくったものを壊してしまったり、意見が割れたりとトラブルになる場面も見られることがあります。私たちはある程度、子ども同士の関係性(信頼だけでなく注意を受けたり、嫌がられたりすることも含む)やトラブル解決に至るまでのプロセスを見守る余白も持って、子どもたちと関わらせてもらっています。
インターネットの世界やコンピュータ内での活動であっても、その画面の先には人間とのコミュニケーションが発生する機会の方がまだ多いと言えます。その際に、自身の言動が相手にどのように捉えられるかや、許容してもらう範囲での振る舞い等を身につけておくことは重要です。やりたいことの先に、少し苦手なことやそれぞれの特性に応じた課題を前向きな気持ちで乗り越える『機会』を保障してあげる取り組みを私たちは意識しています。
そのため、ご家庭で見学にお越しになられた際には保護者の皆様にはそのような活動をしていることを事前に伝えさせてもらっています。私たちが大切にしていることや、どのような背景でその活動が取り入れられているかなど、丁寧にご説明することを心がけています。もし、ご興味をお持ちいただきお越しになることがあれば、ぜひとも疑問に思ったことや保護者の皆様のお考えもお伝えください。
そんなマインクラフトも、それだけを楽しんでいる訳でなく、1日の活動の中でタイピングやプログラミングなど、今後の社会生活に適応していくためのスキル獲得の時間もしっかりと設定しています。楽しみに向かって、少しだけスタッフからの指示を聞き入れたり、姿勢を正して机に座って向き合う時間など、頑張ってもらうポイントも明確にしています。
子どもたちが大好きなマインクラフト
もしご家庭でお子さんからこの話題が挙がっていたり、興味を持ちそうな印象があれば、ぜひ一度どのような活動をしているのか体験に来てみませんか?
ぜひ多くの保護者の方々、お子さんにみかづき発寒の取り組みを知っていただけたらと思っています。お待ちしております。
投稿日:2023年01月07日(土)
年始の活動風景と私たちの思い 〜みかづきのある1日〜
年始にも関わらず、多くの子どもたちがみかづき発寒で元気な顔を見せてくれています。
最近はあまりやらなくなった(?)福笑いやすごろく(リアル)も楽しみました♪( ´▽`)
※福笑いのキャラクターはパソコンの図形描写の機能を使って手荒に作成されました^^;
パソコンばかりやっているデイサービスをイメージされることも多いですが、デジタルもアナログもどちらも社会生活をしていくために必要となる場面が多くあり、みかづき発寒ではどちらも大切にしています。通所児童の中には、コミュニケーションや小集団での活動に不安や緊張を抱いているお子さんも多くいて、見通しが持てないことや、思い通りにいかないことなどにうまく対処できない場面もよく見られます。そんな時、事前にその見通しをどのように提示すると許容できるかや、想定される状況を具体的に子どもたちにイメージしてもらうことで、お互いにとって不利益となる言動をしなくても良いようにするアプローチが求められます。すごろくでは振り出しに戻ってしまったり、他児より先にゴールにたどり着けない場合を想定し、どのような結果を求めているか(今回は順位を競うのではなく、運も含めてみんなで楽しむ時間とする)を明確にすることで、先回りをした支援を心がけました。実際に3度も振り出しに戻ることになったお子さんも他児からの励ましの声などにも支えられ、挫けそうになりながらも最後まで参加を続けるという素敵な姿を見せてくれました。
子どもたちの言動の困難性に関しては、「どうしてそのようにしなくてはいけないのか」を紐解いていくと、適切な関わり方が見えてくるのだと感じています。困難に直面して乗り越えていく経験ももちろん必要ですが、できることであれば、楽しみの中で自発的に自身のポジティブな変化を望むような動機づけができると理想であるなと思っています。
子ども自身が自ら成長していく力も借りながら、今年も多くの「楽しい」、「できた」から育っていく子どもたちの姿を見届けられたと願っています。
投稿日:2023年01月05日(木)
他機関との連携について
放課後等デイサービス みかづき発寒の桑原です。
今日は他機関との連携についてお話したいと思います。
「ヒト」を取り巻く環境は個人ではなく、他者や環境といった外因的な関わりがあります。
自分一人でできることや事業所単位でできることには限りがあります。
当然出来ないこともあります。
放課後等デイサービスにおいては、学校や医療機関、保護者や習い事先、他の放課後等デイサービスなど
お子さまを取り巻く環境は様々です。
お子さまはその場所に応じた表現の仕方があったり、その場所でしか発しない・見せない顔があります。
それはどこが良いとか悪いというお話ではなく、そういった表現をしていることを関係する機関同士で
情報を共有していくことに意味があります。
また、一つ一つの機関において求められていることも違えば、役割も違います。
そこで大切なのは、「共通課題の認識と役割の明確化」です。
互いの機関において出来ること・そうでないことを明確にし、お子さまを取り巻く環境を創り上げることが相互作用となり、お子さまにとってより効果的な成長・療育へと繋がっていきます。
みかづき発寒では医療機関において多職種連携を主としてきたソーシャルワーカーがいることも強さです。
単独事業所として動くのではなく、お子さまを取り巻く環境でどう自分たちの役割を発揮することが出来るのかを
見出していける強さがあります。
我々としてもお子さまが各場所においてどのような表情を見せるかを知ることはとても有用な情報となります。
また、そんな姿を見ることが出来ることに嬉しさもあります。
相互作用を構築する仕組みをつくることはソーシャルワーカーに求められる技能でもあるため、我々みかづき発寒では(ご家庭を含む)他機関との連携をより強固に進めていきたいと考えています。
どんな些細なことでも尋ねることが出来る・尋ねられることが出来る、そんな関係性をこれからも作っていきたいと思います。
ご家庭でのお困りごとやご不安点など、ご家族がお話をしたいときにもご連絡を頂けると嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
放課後等デイサービス みかづき発寒
桑原
投稿日:2023年01月04日(水)
みかづきが見据える未来を一緒に見てみませんか?
年末にご挨拶をしたばかりで、数日後に同じような内容となると堅苦しい感じがすると思ったので、新年初のブログは夢の話をさせていただきたく思います。
私は一人ひとりが自分らしく生きることができる社会・地域をつくるお手伝いをしたいと思い、合同会社CLASSic(暮らす+らしく)を設立しました。そして、まずは今後の社会の担い手である子どもの支援に目を向け、放課後等デイサービスを開設しました。本来であれば、医療の領域でこれまでのキャリアを重ねてきたこともあり、高齢者や障がい者支援からはじめることの方が順当であったのかもしれません。
しかしながら、子どもから高齢者まで、すべての人を支える事業体をつくるためには、まず子どもたちが笑顔で成長していくことができる社会基盤が必要ではないかと考え、その領域を学び直すことにしました。ちょうど児童発達支援・放課後等デイサービスが激増していたこともあり、事業所によってその支援のあり方(サービスの質)に大きな開きがあることに気がつきました。苦手なことにアプローチすることも大切だけれど、子どもたちが「やってみたい」、「通いたい」と思い、笑顔で通所する中で、その子たちの困難をできる限り小さくしたり、自身の特性をうまく活かしていく方法を一緒に考えていきたいと強く思いました。
傲慢かもしれませんが、実際に多くの事業所を見た中で、漠然とした『やれる』という思いを抱いたことを覚えています。
それから3年…
みかづきに通ってくれる児童も増え、小学校や中学校を卒業しても継続してくださる児童の割合も増えてきました。高校卒業後の進路を考えるお子さんもいることから、徐々に次のステップを考えるようになりました。
児童期の支援といえども、『自立』を意識せずに適切なプロセスを考えることはできないと私たちは考えており、社会生活を送るうえでのコミュニケーションスキル、仕事をするためのスケジュール(時間)管理、一人の時間を有意義に使うための暇つぶし(趣味を含む)の方法、お金の管理など、身につけておいた方が良いことは挙げるとキリがありません。
そして保護者の皆様が考える大きな心配事の一つとして、「その子が一人でも生きていけるのだろうか」という声がよく聞かれます。広義として完全に一人という意味ではなく、親や保護者が実際に寄り添ってあげられなくなる未来を想定しているものと捉えています。
そのような時に、児童期に関わりを持たせていただいた私たちが連続性のある支援として、児童期から成人期(就労や一人暮らし)、高齢期(金銭管理や介護)に向けた一貫したサービスを提供できるようになることは、安心につながる大きな一歩になると考えています。もちろん、利用者の囲い込みなどを考えているのではなく、できることとできないことを見極め、地域連携を重視し、地域で支えるという視点は大切にしていきたいと思います。
ということで、今年の目標は、みかづきに通う多くの子どもたちの笑顔を見ることと、その子たちがデイサービスを卒業したあとに連続性のある就労支援を行える場の創出です。
どこまで形になるかはわかりませんが、その先にもまだ生活の基盤となる住居や、高齢になっても安心して住むことのできる場所をつくるという夢を持っています。子どもたちからは、「将来みかづきで働けないの?」、「高校卒業後はどういう仕事ができるのか悩んでいる」などの声も聞かれています。普段から、挑戦と小さな失敗、成功体験を支える支援をしている私たち大人が夢を語り、それを実現していく姿を見せていくこともまた大切であると思っています。
まだまだ未熟で至らないことや改善しなくてはいけないことも盛り沢山ですが、保護者の皆さまをはじめ地域の皆さまからのご指導や意見交換により力強く一歩ずつ、歩み進めていきたいと考えておりますので、ぜひみかづきが見据える未来にご理解とご協力をいただけると嬉しく思います。本年もどうぞよろしくお願いします。
管理者 小林 誉英
投稿日:2023年01月03日(火)
法人代表より年末のご挨拶
放課後等デイサービス みかづきは多くのお子さんに通っていただくことができ、無事に年末を迎えることができました。
日頃よりご理解とご協力をいただいております、保護者の皆さまに厚く御礼を申し上げます。
まだまだ多くの制限がかかる状況はありましたが、活動を支えてくれているスタッフたちも少しずつ支援の幅を広げながら知識を更新したり、支援スキルの向上に目を向けた年になったと感じています。
そして新たな挑戦として、札幌市西区発寒に2事業所目となる『放課後等デイサービス みかづき発寒』が開設され、より多くのお子さんたちの笑顔をみることができるようになりました。今後、2事業所での合同の企画や交流も考えていきたいと思います。開設から3年たち、子どもたちの成長も著しく、進学(中学校、高校)するお子さんのご相談を受ける機会も増えてきました。今後、法人としてデイサービスを卒業した後も、自立に向けた就労やその生活を安心して任せられる居場所をつくっていきたいと構想しております。信頼してお任せいただいたお子さんをトータルサポートできる体制を目指して、邁進していく所存ですので、これからも見守っていただけると幸いです。
また、かかりつけ医や学校、他デイサービスなど地域で支援をしていくために、困難の多い社会情勢であったにも関わらず積極的に連携をしていただきました関係機関各所の皆さま方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。
私たちは来年も力強く、子どもたちのモデルとなる一人の大人として地域で活躍できるよう、挑戦と進化を続けていく姿を見せていきます。今後も変わらぬ、ご支援とご協力を賜れると嬉しいです。年明け、大切なお子さんの素敵な笑顔を見られることを心待ちにしております。これからもどうぞよろしくお願いします。
合同会社CLASSic 代表 小林 誉英
投稿日:2022年12月31日(土)
みんなで楽しんだクリスマス週間
メリークリスマス!!
の時間はあっという間に過ぎてしまいましたね!
皆さんのもとにはサンタクロースはきましたか?
みかづき発寒では、先週1週間、「クリスマス週間」として、楽しい活動や普段とは違う特別なおやつや飲み物を提供しながら、子どもたちととても楽しい時間を過ごすことが出来ました!
冬休みが間もないことや普段とは違う雰囲気ということもあり、子どもたちの表情や言葉もとても明るく元気いっぱい!!
そんな姿をみているとスタッフも楽しい活動を提供出来たことをとても嬉しく思います。
また、そんな中にもしっかりと療育としての「意図をもった支援」が展開されています。
活動内容として、
「サンタのき・も・ち」と称して、
普段はもらう側のプレゼントを色々な障害物をクリアしながら、指定されたおうちへ制限時間内に届けるという別の視点からの活動を取り入れています。
おぼんにのせたプレゼントを落とさない様にフラフープをくぐったり、狭いトンネルを抜けたり、高い煙突にプレゼントを入れるためにジャンプして投げ入れたりと一つ一つの動作にも運動の能力を発揮したり、把握するポイントを盛り込んでいます。
みんな楽しみながら活動に入っておりますが、スタッフはそんな子どもたちの瞬間をしっかりと見逃さずに、どんなことが得意であり、どんな関わりを深めるべきなのかを見出しています。
また、制限時間を設けることで、緊張感を持つことや、ワクワクを高めることが出来たりと色々な表情を見ることが出来ます。
まずは楽しみながら成長できる空間を創りながら、自然な表情を引き出すことが出来る様にしていきたいと考えております。
そして、発言や行動の裏にある子どもの想いを拾いながら、丁寧にそれぞれが持つ輝きや課題に適切なアプローチをしていきたいと思います。
みかづき発寒では、季節行事を楽しむということに加えて、さまざまな視点から活動へ積極的に参加できる意外性や共感性をやしなう機会を設定しています。今回の行事の際に見学に来てくれた未就学児のお子さんもそのような環境の中で素敵な姿を見せてくれました。少しずつ子どもたちの笑顔がつながり、その子の成長が保護者の皆さまの笑顔につながっていくよう、私たちは頑張っていきます。ぜひ、どのような場所か気になった際にはお気軽にご相談くださいね。
投稿日:2022年12月26日(月)
言葉の発達のペースって?
みなさんこんにちは。
札幌市西区にある放課後等デイサービスみかづき発寒の笠原です。
本日は言語聴覚士の立場から言葉の発達についてお話しようと思います。
言葉の発達には段階があります。
まず0~1歳でみられる「喃語」の時期です。ここでは「あーあー」「うー」等の母音を使って、お父さんやお母さんのお顔をみて微笑みながら話す様子が見られます。言葉の発達の第一歩はここから始まります。
喃語の時期を終えておよそ1歳~1歳6か月頃に迎えるのが「一語文」の時期です。この時期では、犬を指さしながら「わんわん」と言ったり、車を指さして「ぶーぶー」と言ったりする様子がみられます。「喃語」の時期と異なり一つの単語を用いて表現することが特徴としてあげられます。自分の見かけたものについて、聞いたことのある言葉で反応します。
1歳6か月~2歳頃には「二語文」の時期を迎えます。
この時期には、「おかしちょうだい」など二つの単語を使って表現することができるようになります。この時期から少しずつ自分の気持ちを他者へ言葉を使って伝えることができるようになってきます。この頃にはイヤイヤ期を迎えるため「○○いや!」「○○しない!」といった表現をよく聞くようになるのではないでしょうか。
2歳~2歳6か月頃には「三語文」の時期を迎えます。
この時期は、「アンパンマンの絵本読んで」など三つの単語を用いて表現することができるようになります。二語文の頃より情報量が増えるためより一層自分の思いを伝えることができるようになります。
2歳6か月頃から5~6歳までの間に大人が話したことを模倣したり、その意味を知りたがるようになっていきます。また述語・助詞・代名詞を用いて会話ができるようになるなど文章で伝える能力も獲得していきます。能力が向上していく中でお友達や大人と口喧嘩をするようにもなっていきます。
ここまで教科書に載っているような言葉の発達の流れを説明させていただきましたが、言葉の発達は個人差が出てくるため、上記の時期よりも早く言葉が出てきたり逆に遅く出てきたりなど時期が前後することがあります。
これらを踏まえたうえで、言葉の発達に遅れがあるお子さんに対して言語聴覚士がどのように関わっていくのかを次回のブログでお伝えしていこうと思います。
放課後等デイサービスみかづき発寒
言語聴覚士 笠原 奏太
投稿日:2022年12月26日(月)
ツイスターを使った遊びから見えるもの
みかづき発寒では、パソコンやタブレットを使用した活動だけでなく、体の機能を評価をしたり、自分の体のことを知る遊びも取り入れています。このような場面では、理学療法士が大活躍。子どもたちが楽しみながら参加できるように、1日のスケジュールのどこに設定するかや、やってみたくなるような雰囲気をつくっていくことも大切な準備の一つです٩( ‘ω’ )و
通所している子どもたちの中には、経験したことのない遊びに不安や警戒心を持つ様子も見られ、意図を持たない働きかけは拒否されて終わってしまうこともあり得ます。私たちはまずはその壁を超えられるようにお手伝いして、挑戦そのものを認めていく関わりを大切にしています♪( ´▽`)
言語的に「左右」や「手足」の指示を受け、バランスをとりながら次の動きを思考するのは案外難しいものです。
スタッフも一緒にその楽しい時間を共有するために挑戦していますが、すぐに姿勢を保持することが難しくなる場面に直面します。格好悪い姿になったりするかもしれませんが、みかづき発寒で活動している子どもたちは少しずつ、その難しさを体感する中で、他児を励ますような声をかけるお子さんやできなかったことをポジティブに受け入れる言動が出てきます(๑>◡<๑)
このように一つの遊びを行う際にも、私たちが持つ専門性を活かしながら、子どもたちが『楽しい』と思える時間の中で成長してもらえるように工夫しています。
放課後等デイサービスの利用を考えていらっしゃるご家庭がありましたら、ぜひともお気軽に見学にお越しいただき、一緒に楽しみながら活動してみませんか?
多くのお子さんと素敵な出会いがあることを楽しみにしています。
投稿日:2022年12月06日(火)