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子どもたちの自立にも目を向けて

 

放課後等デイサービス みかづき発寒(札幌市西区)では、子どもたちの自立にも目を向けた支援をしています٩( ‘ω’ )و

児童期であっても(むしろ児童期にこそ)、その子が成長した先に自身で生きていく力(社会制度やサービスを利用することを含め)を身につけることを意識する必要があると考えています。

 

通所してくる子どもたちは、計算が苦手で買い物ができなかったり、見通しを立てることが苦手だったり、必要な物品を準備することが苦手など特性はさまざまです。反対に興味のあることや、特定の作業に大きな力を発揮したりする場面を見ることもたくさんあります。

 

私たちが大切にしているのは、苦手なことに目を向けて克服する支援を提供するよりも、前向きな気持ちや楽しいと感じる成功体験から、自ら肯定的にその苦手としている特性の底上げをしていくという考え方です。

 

現在、ECサイトをホームページに組み込み、作品をつくり、値付けをして、写真を撮る、サイトにアップするなど、作業を分担して販売していくことを進めています。

 

微細運動を行う一つの方法として小物を製作したり、自分達の作業の価値を知ったり(子どもたちはよく100万円と言っていますw)、画面の向こうにいる人にどのような写真がわかりやすいかなど思いを馳せたり、受け取った人が嬉しくなるような包装を考えたりと、役割を個別に設定することも可能です。もちろん、労働として提供してもらうのではなく、自立支援の一環として、売上は子どもたちの療育に必要な物品やおもちゃを購入することに全額還元していきます。

 

子どもたちが前向きに物事を考え始めると、「YouTubeで宣伝したら良いんじゃない?」、「これは著作権にひっかかるのかな?」、「商品はいっぱいあった方がいいよね」と、アイディアや意見をどんどん出してくれます。最初はその輪に入りづらそうにしているお子さんも、周囲が楽しそうに活動をしているのを見ると、少しずつ参加してくれたりする様子も見られています♪

 

小集団であるからこそ、一人ひとりに目を向ける時間をつくり、課題にアプローチできることがデイサービスの長所です。時間を守ったり、受け入れられる範囲で感情をコントロールしたり、自身の不利益にならない表出方法を学んだりと、放課後等デイサービス みかづき発寒では、多角的に成功体験を重ねることができる仕掛けをどんどん生み出していきたいと思います。

 

どのような活動をしているか気になったご家庭は、ぜひお気軽に見学にお越しください。お子さんの特性にあわせて、必要なサービスや課題を共有し、地域の他のサービスをご紹介することも可能です。お待ちしております。

投稿日:2022年11月16日(水)